かつて松山英樹を支えるなど活躍するプロキャディの進藤大典氏が発起人となったジュニア大会『進藤大典ジュニアトーナメント2023 supported by アイダ設計』が、栃木県のセブンハンドレッドクラブで29日(日)に開催された。ここに中高男女121名が参加。年代・性別で分かれた4つのカテゴリーで、それぞれ優勝が争われた。
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「攻めることによってつかめるものを」 進藤大典氏がジュニア大会を開催する“想い”
プロキャディの進藤大典氏が開催するジュニア大会への思いを聞いた。
配信日時:2023年10月29日 10時23分
かつて松山英樹を支えるなど活躍するプロキャディの進藤大典氏が発起人となったジュニア大会『進藤大典ジュニアトーナメント2023 supported by アイダ設計』が、栃木県のセブンハンドレッドクラブで29日(日)に開催された。ここに中高男女121名が参加。年代・性別で分かれた4つのカテゴリーで、それぞれ優勝が争われた。
大会の一番の特徴はストローク方式ではなく、ステーブルフォード方式を採用している点。いわゆるホールごとの結果に応じたポイント制で、その狙いについて進藤氏は「チャレンジ精神だったりミスしたホールの次に取り返そうとする、そういう気持ちをもってもらいたい。世界に出た時に、いかに気持ちを前向きに持てるか」と話す。「ラウンドをしていると心が折れたりすることも多いけど、攻めることによってつかめるものがあったり、いい結果を得られることもあるので前向きな気持ちをもってもらいたい」。“世界”を意識した育成を目指している。
それは松山とともに戦った米国での6年間が、やはり大きい。「本場のレベルの高さや環境、ホスピタリティなどすべてが世界一で、すごい環境を見させてもらった。松山選手が世界ランキング2位になったときにも担がせてもらっていました。そういう世界での経験を次の日本のジュニアの子たちにどういう風に伝えられるのかなと考えたときに、ジュニアの大会を開いて応援したいなというのが一つだった」。これが大会の根底にある考えだ。自らの経験を、少しでも日本ゴルフの発展に還元することを引き続き目指していく。
優勝の副賞でプロトーナメント出場も開ける。そして、そこでは進藤氏自らがバッグを担ぐ。昨年は男子の佐藤快斗を「麻生飯塚チャレンジドトーナメント」に、女子の飯島早織を「ゴルフ5レディス」に送り出した。例えば飯島は、今年の日本女子アマを制し、プロテスト挑戦を控えるなど、ここでまいた種が身を結ぶ姿も見られた。
今回が3度目の開催だが、ここからもジュニア育成に寄与していくつもり。「一生の思い出になるような、みんなが最高の思い出になるような大会にしたいといつも思っています」。これからも“バーディを狙える選手”をひとりでも多く生み出すための取り組みは続いていく。
【各部門の優勝者】
●高校男子の部
上村大和(35pt)
●高校女子の部
遠藤桂音(31pt)
●中学男子の部
武井大也(26pt)
●中学女子の部
丸尾海七(31pt)
※敬称略
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