<Hitachi 3Tours Championship 最終日(一日競技)◇8日◇京葉カントリー倶楽部(千葉県)>
「最高です。女の底力を見たか! という感じ」。3ツアーによる対抗戦は、JLPGA(国内女子)チームが2ndステージ“全勝”という逆転劇で連覇を達成。初出場の河本結は優勝会見で開口一番、そう口にした。
同級生の桑木志帆と佐久間朱莉。プライベートでも親しい小祝さくらと竹田麗央がコンビに。残った河本は自然な流れで古江彩佳とのタッグが決まった。「元々決まっていたようなもの」。すんなり決まったこの3組が、それぞれ息の合ったプレーを披露した。
1stステージの1番ホールで、古江のティショットを見た河本は、すかさず相棒に声をかけた。「えってぃ(古江)が遠慮してショットを打っているのが分かった。だから『お互い、遠慮するのをやめよう。カバーするし、してもらうから、アグレッシブなゴルフを貫こう』って。それがバッチリでした」。
1stステージは2位で2ポイントを獲得。午後の2ndステージでは3アンダー・1位で6ポイントを加算した。1st、2ndを通じて、一度もボギーを叩かなかったのは河本・古江コンビのみ。抜群の安定感でチームの勝利に貢献した。
年末の恒例イベントで有終の美を飾った。「やっと出られてうれしかったですし、今年一年頑張って良かったなと思います」と笑顔を見せた河本。「来季は年間女王を目指します。そのためにしっかり準備したい」と力強く語り、女王として再びこの場に戻ることを誓った。