米国男子ツアーから長年のトーナメントスポンサーがまたひとつ撤退するようだ。米大手保険会社のファーマーズ・インシュランスが、現在の契約が2026年に満了後更新をしない、と米スポーツジャーナルビジネスが伝えた。
「ファーマーズ・インシュランス・オープン」は、例年1月に米カリフォルニア州にあるトリーパインズGCで開催。同大会は1952年に「サンディエゴ・オープン」として開始され、86-87年にはいすゞ自動車が冠を務めたことでも知られている。10年以降はファーマーズ・インシュランスが冠スポンサーを務めてきた。
今年は1月24~27日の日程で開催が予定されているが、ファーマーズ・インシュランスは同大会に派遣する幹部を減らし、撤退に向けて動いていくと報じられている。
先週の開幕戦「ザ・セントリー」では、リッキー・ファウラー(米国)のキャップの右側に入っていたファーマーズ・インシュランスのロゴがなくなったことも話題になった。そしてファウラーは、同社とのスポンサー契約が終了したことを明かしていた。
昨年12月にはタイトルスポンサーを22年間務めてきた米大手金融機関のウェルズ・ファーゴが、24年大会を最後にスポンサー契約を終了することを発表。DPワールド(欧州)ツアーとLIVゴルフによる統合合意の渦中のなか、スポンサー離れが加速している。