＜HSBCチャンピオンズ　最終日＞◇8日◇シャーシャン・インターナショナルGC(7,143ヤード・パー72)

　中国上海にあるシャーシャン・インターナショナルGCで開催された「WGC-HSBCチャンピオンズ」。上位進出を目指して最終日をスタートした石川遼は、5バーディを奪うもボギー1つ、ダブルボギーを1つ叩いてしまいトータル9アンダーでホールアウト。17位タイで4日間を終えた。

遼、粘りを見せて7アンダー8位タイに浮上！　3日目結果

　序盤はチャンスに恵まれず、スコアカード通りのプレーを重ねていった石川だったが、7番でセカンドショットをバンカーに入れてボギーが先行。しかし、8番パー5で3打目をバックスピンで寄せてバーディ奪取。前半はスコアを伸ばせなかったが、果敢に攻めてイーブンで折り返した。

　「今まではよそ行きのプレーをしていた。今日は自分らしいゴルフができた」その言葉通り、後半に入っても石川は攻めの手を休めない。13番から3連続バーディを奪って2桁アンダーまでスコアを伸ばし上位に顔をのぞかせる。しかし、14番で痛恨のダブルボギーを叩き、17番で意地のバーディを奪い返すもトータル9アンダーでフィニッシュ。トップ10入りはならなかったが「4日間すべて出しつくした。いい1週間でした」と充実した海外参戦を振り返った。

　「レベルの高いトーナメントに出場でき、日頃から日本でやってきたことをやってやろうと思った」持っているものすべてをぶつけた石川。数字では計りしれない収穫を得た進化系18歳が、大詰めを迎えた国内ツアーでどんなパフォーマンスを見せてくれるか期待したい。