今季最後のメジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したのは、2か月前の「全米オープン」で2連覇を果たしたばかりのブルックス・ケプカ(米国)だった。
【写真】優勝カップを誇らしげに掲げるブルックス・ケプカ
自身の100試合目で全米プロの100回記念大会を制覇するという筋書きは、おそらくは勝利の女神が茶目っ気を出して描いたものに違いない。メジャー3勝目、米ツアー通算4勝目。同一年に全米オープンと全米プロを制したのは史上5人目の快挙だ。
数々の数字や記録はもちろん素晴らしいのだが、やっぱり一番素晴らしかったのは、ケプカが昨年と今年の全米オープン同様、今大会でも首位を守り切った冷静さだった。メジャーチャンピオンになる以前のケプカは、いつもイライラしていたという。
「こんなに練習しているのに、こんなに努力しているのに、なぜ僕はたった1勝しか挙げられていないのか?」。そんな自問自答の日々の中、エリンヒルズで開催された昨年の全米オープン最終日を2位タイで迎えたケプカに、土曜日の夜、電話をかけてきたのは親友のダスティン・ジョンソン(米国)だった。
「勝とうとするな。ひたすら耐えろ」。その一言を忠実に守り、ケプカはメジャー初優勝。以後、彼の表情はすっかり穏やかになり、それと比例して成績も向上していった。
【写真】優勝カップを誇らしげに掲げるブルックス・ケプカ
自身の100試合目で全米プロの100回記念大会を制覇するという筋書きは、おそらくは勝利の女神が茶目っ気を出して描いたものに違いない。メジャー3勝目、米ツアー通算4勝目。同一年に全米オープンと全米プロを制したのは史上5人目の快挙だ。
数々の数字や記録はもちろん素晴らしいのだが、やっぱり一番素晴らしかったのは、ケプカが昨年と今年の全米オープン同様、今大会でも首位を守り切った冷静さだった。メジャーチャンピオンになる以前のケプカは、いつもイライラしていたという。
「こんなに練習しているのに、こんなに努力しているのに、なぜ僕はたった1勝しか挙げられていないのか?」。そんな自問自答の日々の中、エリンヒルズで開催された昨年の全米オープン最終日を2位タイで迎えたケプカに、土曜日の夜、電話をかけてきたのは親友のダスティン・ジョンソン(米国)だった。
「勝とうとするな。ひたすら耐えろ」。その一言を忠実に守り、ケプカはメジャー初優勝。以後、彼の表情はすっかり穏やかになり、それと比例して成績も向上していった。