日本ではあまり話題にならないが、このフェデックスカップランキング30位と最終戦行きは、プレーヤーにとっては大きな意味を持つ。年間王者になれば約11億円のボーナスが転がり込むという夢の舞台であると同時に、来季のメジャー出場権確保にも大きな影響を持つからだ。

最終戦出場という資格で、10月に行われる「WGC-HSBCチャンピオンズ」、来年2月の「WGC-メキシコ選手権」への出場が決まると同時に、「「ザ・プレーヤーズ選手権」、「マスターズ」、「全米オープン」、「全英オープン」への出場も自動的に決まる。世界ランキング上位者や過去優勝者などの出場資格とは別に、早々に来年のビッグトーナメント出場が決まるという特典は、大きな魅力だ。

プレーオフ最終戦には松山が5年連続で出場。タイガー・ウッズ（米国）も5年ぶりに出場を決めた。同ランキング上位5人は、最終戦で優勝すればその時点で年間王者が決まる。1週間の空きを挟んで行われる最終決戦。どんなドラマが待ち受けるのか、最後の最後まで注目の戦いが続く。