＜ソニー・オープン・イン・ハワイ　初日＞◇14日◇ワイアラエ・カントリークラブ(7,068ヤード・パー70)

　米国男子ツアー、フルフィールドでの初戦となる「ソニー・オープン・イン・ハワイ」がホノルルにあるワイアラエ・カントリークラブで開幕した。試合は初日から混戦模様。ディフェンディングチャンピオンのザック・ジョンソン(米国)ら6選手が5アンダーで首位、1打差に昨年賞金ランキング2位のスティーブ・ストリッカー(米国)ら10名がひしめいている。

今田竜二のスイングを連続写真でチェック！

　5名が出場している日本人選手で気を吐いたのが今田竜二。今田は出だし3番、4番を連続ボギーとするもそこから立て直し、9番パー5でこの日初のバーディを奪取。さらに、14番、15番連続バーディ、最終18番もバーディで締め、首位と3打差の2アンダー20位タイと好位置につけた。この日はハワイ特有の強風が吹く中でのタフなラウンドとなったが、耐えるゴルフは今田の真骨頂。「強風だったのでグリーンに乗せることだけ考えた」ビッグスコアこそ出なかったが、安定感のあるゴルフでシーズン初戦上々のすべり出しをみせた。

　目立った活躍が出来なかった昨年から再起を図るシーズンとなる今季、一昨年の優勝のシードも切れるためシーズン序盤から好成績をおさめて波に乗っていきたいところ。「初日でプレッシャーは無かったが、明日からは良い意味でのプレッシャーを感じながらプレーしたいですね」と序盤から生き残りをかけ自らに上位争いを義務付けた。果たして今田は08年の輝きを取り戻すことが出来るか、今大会は一つの試金石ともなりそうだ。

【初日の順位】
1位T：ライアン・パルマー(-5)
1位T：ザック・ジョンソン(-5)
1位T：デービス・ラブIII(-5)
1位T：トロイ・メリット(-5)
1位T：ロバート・アレンビー(-5)
1位T：ジョン・メリック(-5)
7位T：スティーブ・ストリッカー(-4)他9名