＜WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権　初日＞◇17日◇ザ・リッツカールトンGC(7,833ヤード・パー72)

　「WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権」が、アリゾナ州にあるザ・リッツカールトン・ゴルフクラブで開幕した。今大会が今季初戦となる池田勇太は米国ツアー2勝のニック・ワトニー(米国)と激突した。

「理想の戦い」遼、土壇場連続バーディで逆転勝利！

　池田は2番、3番と連続バーディを奪い序盤で2アップとリードするも、4番でのボギーをきっかけに掴みかけた流れを離してしまう。6番でもボギーを叩きマッチイーブンとされると、7番、8番と立て続けに奪われ2ダウンで前半を終える。後半に入ってもリズムに乗れない池田は10番、11番でも差を広げられ4ダウン。13番で意地のバーディを奪い3ダウンとするも、直後の14番でワトニーにイーグルを決められ再び4ダウンとされるとドーミーホールの15番をとることが出来ず4アンド3でワトニーの前に敗れた。

　「4番のボギーがいけなかった」と良い流れを変えてしまったミスを悔やんだ池田。腰の故障が長引いたことによる調整不足を露呈してしまったが「まだ開幕戦なのでこれから準備していけば良い。球を打てるようになったのは先週から。そう考えれば良いすべり出し」と気にする様子はない。試合勘を取り戻すため1つでも多く戦いたかったところだが、まだ結果を求める段階ではないようだ。池田は一旦帰国し「トランジションズ選手権」など3月のトーナメントに向けて調整を行う予定となっている。