＜WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権　3日目＞◇19日◇ザ・リッツカールトンGC(7,833ヤード・パー72)

　アリゾナ州にあるザ・リッツカールトン・ゴルフクラブで開催されている、「WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権」の3日目。トンチャイ・ジェディ(タイ)と3回戦で対戦した石川遼は、5アンド4で敗れてしまいベスト8に進出は果たせなかった。

石川遼、圧巻16強入り！初戦に続き僅差の勝利！

　1番、2番でジェディに連続バーディを奪われ、いきなり先制パンチをもらった石川。取り返そうとするが、立ちはだかるアジアナンバー1プレーヤーの壁は厚い。6番でジェディがボギーを叩き、よううやく1つ取り返した石川だったが7番から3連続ボギー。「3アップ、4アップされてから自分のゴルフができなくなった…」と悪い流れを止められずさらに11番、12番でもボギーを叩いてしまう。13番で、この日最初のバーディを奪った石川だったが遅きに失し14番で勝負あり。中盤の自滅でジェディに勝利を献上する形となってしまった。

　この日は本調子とはほど遠く、大敗を喫した石川はマッチプレーの難しさを痛感した。「ストロークプレーで3〜4打差ならまだわからないけど、マッチプレーだと厳しい。まだまだマッチプレーは通用しませんね」と振り返っている。だが、石川自身この3日間で満足感も生まれた。「今まで積み上げてきたものを出しきることができました」とこれまで得たものを十分に発揮できたと語る。「またチャンスがあれば出場したいです」とコメントした石川。来年も世界の強豪相手のチャレンジすることを期待したい。