＜WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権　最終日＞◇21日◇ザ・リッツカールトンGC(7,833ヤード・パー72)

　アリゾナ州にあるザ・リッツカールトン・ゴルフクラブで開催された「WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権」の最終日。決勝進出を決めていたイアン・ポールター(イングランド)と、前日のサスペンデッドでこの日の早朝に決勝進出を決めたポール・ケーシー(イングランド)が36ホールマッチで対戦。英国同士の対決は、ポールターが4アンド3でケーシーを下し初の栄冠を手にした。

I・ポールターが決勝進出！ P・ケーシー対C・ビジェガスは持ち越し

　早朝からサスペンデッドを再開し、カミロ・ビジェガス(コロンビア)を1ホール目(前日から合せて24ホール目)で破り、余勢を駆って決勝へ臨んだケーシーは、2番パー5ででイーグル奪取に成功し1アップリードする。しかし、ポールターは3番のバーディでイーブンに戻すと7番、8番も連取。ここから主導権を握ると、最大4アップまでリードを広げた。

　昨年も決勝まで残り、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)に敗れたケーシーも意地を見せる。27ホール目と28ホール目を連取し、2ダウンにして終盤に望みをつなげる。しかし、今大会好調のポールターは33ホール目でバーディを奪い3アップとし、ドーミーホールとなった34ホール目で勝負を決めた。ポールターは初のWGCタイトルを獲得、敗れたケーシーは2年続けて辛酸を味わった。

　なお、3位決定戦ではビジェガスが5アンド4でセルヒオ・ガルシア(スペイン)を下している。