先週の現地時間23日(金)といえば、米国はサンクスギビング(感謝祭)明けのバーゲンセールの日、いわゆるブラック・フライデーで沸いた1日だった。そして、その日はラスベガスでタイガー・ウッズとフィル・ミケルソンが9ミリオン・ダラー(約10億円)を賭けて戦う世紀のマッチ、「ザ・マッチ」が開催され、それはそれで話題を集めた。
タイガー・ウッズの“小技”を連続写真で学ぶ【ウェッジ正面スイング】
とはいえ、ギャラリーの入場を制限したため、2人のプレーを現場で見ることができたのは少人数のメディアと関係者だけ。テレビ中継も有料放送のペイ・パー・ビューという方法を採ったため、大勢のファンがスポーツバーで大騒ぎしながら観戦するなどというお祭り騒ぎは見られず、勝敗の行方が気になった人々は一部の米メディアがウェブ上で発信していたホールバイホールの速報をひっそり眺めるという具合だった。
ウッズが勝つか、ミケルソンが勝つか。2人の勝敗を予想して賭けをするのが「メイン・ベット(主要な賭け)」。だが、それ以外にも、出だしの1番でバーディ発進できるかどうかという具合にホールごとの勝敗を予想して賭ける「サイド・ベット(副次的な賭け)」も設定されていた。きっとラスベガスのギャンブラーたちは大喜びでいろんな賭け方を楽しんだのだと思う。だが、ゴルフ好きであっても、こういう賭け事には疎いという人々にとっては、少々複雑でわかりにくいという感は否めなかった。
肝心のマッチの展開はというと、ミケルソンが1アップになったと思えば、オールスクエアになり、今度はウッズが1アップになるという繰り返し。それ以上に差が開いたことは1度もなく、文字通りのシーソーゲーム。18ホールでは決着せず、延長マッチへ突入したが、22ホール目でミケルソンが1.2mのバーディパットを沈めて、ようやく勝利。「これまで僕がタイガーを上回ることはあまり無かったから、こうして勝てたことは、とてもうれしい」と興奮気味に喜びを語った。
しかし、その「興奮」をどれだけの人々が共有できたのかが、今、祭りの後の米ゴルフ界であれこれ取り沙汰されている。
タイガー・ウッズの“小技”を連続写真で学ぶ【ウェッジ正面スイング】
とはいえ、ギャラリーの入場を制限したため、2人のプレーを現場で見ることができたのは少人数のメディアと関係者だけ。テレビ中継も有料放送のペイ・パー・ビューという方法を採ったため、大勢のファンがスポーツバーで大騒ぎしながら観戦するなどというお祭り騒ぎは見られず、勝敗の行方が気になった人々は一部の米メディアがウェブ上で発信していたホールバイホールの速報をひっそり眺めるという具合だった。
ウッズが勝つか、ミケルソンが勝つか。2人の勝敗を予想して賭けをするのが「メイン・ベット(主要な賭け)」。だが、それ以外にも、出だしの1番でバーディ発進できるかどうかという具合にホールごとの勝敗を予想して賭ける「サイド・ベット(副次的な賭け)」も設定されていた。きっとラスベガスのギャンブラーたちは大喜びでいろんな賭け方を楽しんだのだと思う。だが、ゴルフ好きであっても、こういう賭け事には疎いという人々にとっては、少々複雑でわかりにくいという感は否めなかった。
肝心のマッチの展開はというと、ミケルソンが1アップになったと思えば、オールスクエアになり、今度はウッズが1アップになるという繰り返し。それ以上に差が開いたことは1度もなく、文字通りのシーソーゲーム。18ホールでは決着せず、延長マッチへ突入したが、22ホール目でミケルソンが1.2mのバーディパットを沈めて、ようやく勝利。「これまで僕がタイガーを上回ることはあまり無かったから、こうして勝てたことは、とてもうれしい」と興奮気味に喜びを語った。
しかし、その「興奮」をどれだけの人々が共有できたのかが、今、祭りの後の米ゴルフ界であれこれ取り沙汰されている。