＜マスターズ　初日＞◇8日◇オーガスタナショナル・ゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)

　オーガスタナショナル・ゴルフクラブを舞台に開幕した、開幕米国男子メジャー初戦「マスターズ」。初日が終了して首位に立ったのは、92年の覇者フレッド・カプルス(米国)。今季チャンピオンズツアーですでに3勝を挙げている絶好調の50歳が、自己ベストの“66”を叩き出した。1打差の2位タイにもトム・ワトソン(米国)、フィル・ミケルソン(米国)ら歴代優勝者がつけている。

　そんな中、今大会で復帰を果たしたタイガー・ウッズ(米国)も好スタートを切った。やや緊張した面持ちで登場したウッズは、パトロン達の声援に応えブランクを感じさせないプレーを披露する。3番で最初のバーディを奪ったウッズは、7番ボギーのあと8番パー5では2オン成功しイーグル奪取。9番ではティショットでトラブルを招くも、抜群のリカバリーでバーディを奪い前半を3アンダーで折り返した。

　ホールを重ねるごとに試合感を取り戻していったウッズは、後半は10番ボギー、13番バーディ、14番ボギーでスコアを1つ落としていたが、15番パー5でまたしても2オンに成功。長い距離を沈め前半33、後半35の“68”でホールアウト。復帰の舞台をいきなりメジャーに選び、果たして勝てるのだろうかという不安の声もあったが、そんな心配をよそに首位とは2打差の4アンダー7位タイ。5度目の優勝を視野に入れた。

　今大会3選手が出場している日本選手では、池田勇太が2アンダー17位タイ、石川遼がイーブンパー32位タイと好スタートを切っている。片山晋呉は3オーバー63位タイと出遅れた。

1位：フレッド・カプルス(-6)
2位T：トム・ワトソン(-5)
2位T：リー・ウェストウッド(-5)
2位T：フィル・ミケルソン(-5)
2位T：Y・E・ヤン(-5)
2位T：K・J・チョイ(-5)
7位T：アンソニー・キム(-4)
7位T：ニック・ワトニー(-4)
7位T：イアン・ポールター(-4)
7位T：タイガー・ウッズ(-4)
7位T：リッキー・バーンズ(-4)