＜マスターズ　2日目＞◇9日◇オーガスタナショナル・ゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)

　日本の賞金王として臨んだ2度目のマスターズ。昨年のリベンジを果たすべく、今大会に照準を合せてきた石川遼だったが、カットラインに1打及ばずトータル4オーバーでホールアウト。今年も2日目で姿を消すことになった。

攻めた遼、5バーディ・5ボギーに「僕らしい」

　ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催されている、米国男子メジャー初戦「マスターズ」の2日目。32位タイスタートの石川は、1番でいきなり3パットのボギーを叩くが、8番パー5の3打目をしっかり寄せてバーディ。前半をイーブンで折り返した。

　後半は10番、11番連続ボギーのあと13番のバーディで息を吹き返すが14番、16番でボギーを叩き、トータル3オーバーで後がなくなる。｢14番あたりからパットが打ててなかった｣とファーストパットをオーバーし、返しを沈める石川らしい強気のパッティングスタイルも鳴りを潜めた。

　｢息もできないほど緊張した｣という終盤。17番でバーディチャンスを迎えるが、ボールはカップに届かず。パーが絶対条件の最終18番では、ティショットを左に曲げてしまい万事休す。2打目をレイアップした石川は、3打目でオンするがパーパットはカップの左を通り過ぎてボギー。この瞬間2度目のマスターズ挑戦が終わった。