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DJの通算20勝目が示す最大の「意味」【舩越園子コラム】

DJの通算20勝目が示す最大の「意味」【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2019年2月25日 12時59分

世界選手権シリーズの「WGC-メキシコ選手権」を制したのは、ダスティン・ジョンソン(米国)だった。開幕前も開幕後の4日間も、どうしたって話題の中心はタイガー・ウッズ(米国)だったが、その傍らでジョンソンは淡々とカップにボールを沈め続け、2位に5打差をつける圧勝で世界選手権6勝目と史上38人目の米ツアー通算20勝目を飾った。

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ウイニングパットを沈めた直後、18番グリーン上でTVレポーターからマイクを向けられたジョンソンは、興奮を感じさせないクールな表情のまま「この優勝が意味するものはたくさんある」と噛み締めるように言った。

2008年に米ツアー入りして以来、ジョンソンの勝利も惜敗も、ときには大敗も眺めてきたが、どんなときも彼は冷静で寡黙だった。

昨今のゴルフ界に目をやれば、フラストレーションが溜まったという理由でプレー中にマナー違反の言動に走ってしまう選手が見受けられる。今年から施行となった新ゴルフルール、あるいは他選手のスロープレーに対する批判や不満を声を大にして主張する選手は数多い。だが、ジョンソンは、そうしたことからも最も縁遠い存在だ。

そう、ジョンソンはそもそも口数の少ない人柄で、会見や囲み取材でも気の利いた言葉を口にすることが少ないため、米メディアからは「DJは記事にしにくい」「(ネタとして)扱いにくい」などと敬遠されがちだ。

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