米国男子ツアー下部のPGAツアーチャイナは7日（日）、同日朝にマレーシアの28歳アリ・イラワンがホテルで死亡したと発表した。

葛城はこんなに青い空【写真】

これを受けて、中国で開催中だった同ツアー「三亜選手権」の最終ラウンドは中止。56ホールの短縮競技となることが決まった。

発表によると、イラワンは同大会に出場。予選ラウンドは通過できなかったが、そのまま現地に残り、同じホテルで宿泊していた。ルームメイトがベッドのイラワンに呼びかけても反応せず、異常を察知してすぐに医療関係者を呼んだが、まもなく死亡が確認された。現在のところは「自然死」と発表されており、詳しい死因は明らかにされていない。

クアラルンプール出身のイラワンは、2013年にプロ転向。15年にはアジアの下部ツアーで2勝をマークした。PGAツアーチャイナには18年から本格参戦し、同年の賞金ランキング50位内の資格で19年のフルシード権を獲得。これからの活躍が期待されていた。

PGAツアーチャイナの公式サイトでは「彼は非常に人気のあるプレーヤーで、誰もが彼の周りにいるのが好きだった。これは私たちにとってもツアーにとっても大きな損失です。この知らせに信じられないほど悲しんでいます。そして、彼の妻と家族に心からお悔やみを申し上げます」と哀悼の意が示された。