＜マスターズ 最終日◇14日◇オーガスタナショナルGC（米国ジョージア州）◇7475ヤード・パー72＞

自身5度目となるマスターズ制覇を成し遂げたタイガー・ウッズ（米国）。2008年の「全米オープン」以来となる11年ぶりのメジャー優勝は、完全復活を確かなものとした。

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過去4回とは違い、今回は初となる逆転でグリーンジャケットを手にした。12番で首位に追いつくと、15番パー5で残り234ヤードから5番アイアンを手に2オンに成功。イーグルパットは決まらなかったが、楽々バーディとして単独首位に浮上し、そのまま逃げ切った。

2オンに成功したアイアンはテーラーメイドの『P・7TWプロトタイプ』。“TW”の名の通りタイガーモデルのこのアイアンは、現地時間の8日からオンライン予約が開始されたのだが、なんとその額1999ドル（1ドル＝112円とすると22万3千888円）。同じ元ナイキ契約のトミー・フリートウッド（イングランド）も投入しているマッスルバックで混戦にピリオドを打った。

本人いわく、優勝争いのなかで特に活躍したのが8番アイアン。「今日は8番アイアンだね。何回使った？（笑）」というほど握った。正解は9ホールと約半分で使用。特に上がり3ホールでは全ホールで使用するなど、大会通して1位のパーオン率に寄与した、切れ味抜群のアイアンでグリーンジャケットをもぎ取った。