アーメンコーナーの12番(パー3)でモリナリが池に落とし、ダブルボギーを喫したことは、ウッズのプランの中にあらかじめ描かれていたはずのない出来事だったはずだ。
あの12番でウッズは首位に並んだ。ウッズが振り返った通り、12番が転機になったことは間違いない。モリナリが池に落とし、ダブルボギーを叩いたことは誰にとっても驚きの出来事だった。だが、それはウッズにとって、モリナリから「もらった転機」なのかと言えば、そうではない。
本当に流れを変えたのは、あのホールでウッズがしっかりパーを拾い、千載一遇のチャンスを生かしたこと。そう、12番はウッズにとって「もらった転機」ではなく「生かした転機」だ。だからこそ、13番、15番、16番のバーディへとつながっていったのだろう。
一時は首位に5人が並ぶ混戦状態になったが、そこから抜け出したウッズに誰も追撃をかけることはできなかった。最後まで追いつくチャンスが残されていたのはケプカだった。だが、上がり2ホールは絶好のバーディチャンスを続けざまに逃がし、そうやって他選手たちの動向がウッズの終盤を徐々に「楽にする」流れになっていった。
それも一見、ウッズにとって「もらったチャンス」のようだが、そうではない。
2008年以来、ウッズはメジャー優勝から離れ、不倫騒動で冷たい視線にさらされ、スイング改造、不調、成績低迷、4度に渡る腰の手術、戦線離脱、そしてあの逮捕劇と、さまざまな苦難に直面しては乗り越えてきた。
あの12番でウッズは首位に並んだ。ウッズが振り返った通り、12番が転機になったことは間違いない。モリナリが池に落とし、ダブルボギーを叩いたことは誰にとっても驚きの出来事だった。だが、それはウッズにとって、モリナリから「もらった転機」なのかと言えば、そうではない。
本当に流れを変えたのは、あのホールでウッズがしっかりパーを拾い、千載一遇のチャンスを生かしたこと。そう、12番はウッズにとって「もらった転機」ではなく「生かした転機」だ。だからこそ、13番、15番、16番のバーディへとつながっていったのだろう。
一時は首位に5人が並ぶ混戦状態になったが、そこから抜け出したウッズに誰も追撃をかけることはできなかった。最後まで追いつくチャンスが残されていたのはケプカだった。だが、上がり2ホールは絶好のバーディチャンスを続けざまに逃がし、そうやって他選手たちの動向がウッズの終盤を徐々に「楽にする」流れになっていった。
それも一見、ウッズにとって「もらったチャンス」のようだが、そうではない。
2008年以来、ウッズはメジャー優勝から離れ、不倫騒動で冷たい視線にさらされ、スイング改造、不調、成績低迷、4度に渡る腰の手術、戦線離脱、そしてあの逮捕劇と、さまざまな苦難に直面しては乗り越えてきた。