昨年の「全英オープン」では、最終日のバックナインに一時首位に立つも6位タイフィニッシュ。その時に優勝したのは今回、12番で首位から陥落するキッカケの池ポチャを喫した同組のモリナリだ。惜しくも1打足りなかったブルックス・ケプカ(米国)はウッズが2位に入った昨年の「全米プロ」を制しており、ウッズの追撃を受けていた。
昨年のメジャーで優勝争いをし、その後シーズン最終戦の「ツアー選手権」で5年ぶりの優勝。「あれが大きなステップだった。最高の選手たちのなかでも勝てることを確信した。大きな自信を得て、マインドも体もオーガスタにピークを持っていこうと決めた」と、この11年ぶりのメジャー制覇は、昨年からのプラン通りだったともいえる。
ウッズに憧れてゴルフを始め、最終日に同組となったトニー・フィナウ(米国)は、「今日のプレーを見る限り、彼は今後もこの場所にい続けると思う」と、世界最強のプレーぶりに舌を巻いた。初めてメジャーで逆転優勝を果たしたことも、ウッズの新たな強さを証明。ますます周囲を威圧する存在として、再・黄金期を築くことになるのか。
優勝してこその完全復活。期待、責任、ゴルフ界へのインパクト、求められるものすべてに対し、マスターズ優勝という形で応えた。昨年の夏から計算し尽くされたこの計画的な優勝で、今年のゴルフ界の合い言葉は“打倒ウッズ”になりそうだ。(文・高桑均)
昨年のメジャーで優勝争いをし、その後シーズン最終戦の「ツアー選手権」で5年ぶりの優勝。「あれが大きなステップだった。最高の選手たちのなかでも勝てることを確信した。大きな自信を得て、マインドも体もオーガスタにピークを持っていこうと決めた」と、この11年ぶりのメジャー制覇は、昨年からのプラン通りだったともいえる。
ウッズに憧れてゴルフを始め、最終日に同組となったトニー・フィナウ(米国)は、「今日のプレーを見る限り、彼は今後もこの場所にい続けると思う」と、世界最強のプレーぶりに舌を巻いた。初めてメジャーで逆転優勝を果たしたことも、ウッズの新たな強さを証明。ますます周囲を威圧する存在として、再・黄金期を築くことになるのか。
優勝してこその完全復活。期待、責任、ゴルフ界へのインパクト、求められるものすべてに対し、マスターズ優勝という形で応えた。昨年の夏から計算し尽くされたこの計画的な優勝で、今年のゴルフ界の合い言葉は“打倒ウッズ”になりそうだ。(文・高桑均)