毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【全米プロゴルフ選手権編】
パットがパッとしなかったウッズ…【写真】
今季の海外メジャー第2戦はブルックス・ケプカ(米国)の完全優勝に終わった。最終日こそスコアを落としたが、初日から自信にあふれたプレーで、見事に大会連覇を達成。これで2017、18年の「全米オープン」連覇に続いて、メジャー2大会で連覇。全米の両タイトルを連覇したのはケプカが初。まさにメジャーハンターといってよさそうだ。
予選ラウンドは大会恒例の、メジャー過去3大会の勝者の組み合わせ。昨年の「全英オープン」を制したフランチェスコ・モリナリ(イタリア)と全米プロ(昨年までは8月開催)のケプカ、そして先月の「マスターズ」を制したタイガー・ウッズ(米国)と、夢の組み合わせだった。
初日から大きな注目を集めた組だったが、ケプカが初日に「63」のコースレコードをマークして首位に立ったのに対し、ウッズは2オーバーと出遅れ、2日目もスコアを伸ばしたケプカとは対照的に3オーバー、通算5オーバーで予選落ちとなった。その最終ホールでのふたりのかたい握手を写したのがこの一枚。岩本芳弘カメラマンが振り返る。
「タイガーが予選落ち決定後のケプカとの握手。今まであまり見ない迫力ある握手でした。優勝を託した!そんな雰囲気でしたね」と岩本カメラマン。「独走態勢に入っていたケプカにとって、周りのヤジよりも、タイガーから優勝を託されたこの握手の方が最終日の後半、ボギーが続いた時にかなりのプレッシャーになったのではないでしょうか。優勝できて良かったですね」(岩本カメラマン)
パットがパッとしなかったウッズ…【写真】
今季の海外メジャー第2戦はブルックス・ケプカ(米国)の完全優勝に終わった。最終日こそスコアを落としたが、初日から自信にあふれたプレーで、見事に大会連覇を達成。これで2017、18年の「全米オープン」連覇に続いて、メジャー2大会で連覇。全米の両タイトルを連覇したのはケプカが初。まさにメジャーハンターといってよさそうだ。
予選ラウンドは大会恒例の、メジャー過去3大会の勝者の組み合わせ。昨年の「全英オープン」を制したフランチェスコ・モリナリ(イタリア)と全米プロ(昨年までは8月開催)のケプカ、そして先月の「マスターズ」を制したタイガー・ウッズ(米国)と、夢の組み合わせだった。
初日から大きな注目を集めた組だったが、ケプカが初日に「63」のコースレコードをマークして首位に立ったのに対し、ウッズは2オーバーと出遅れ、2日目もスコアを伸ばしたケプカとは対照的に3オーバー、通算5オーバーで予選落ちとなった。その最終ホールでのふたりのかたい握手を写したのがこの一枚。岩本芳弘カメラマンが振り返る。
「タイガーが予選落ち決定後のケプカとの握手。今まであまり見ない迫力ある握手でした。優勝を託した!そんな雰囲気でしたね」と岩本カメラマン。「独走態勢に入っていたケプカにとって、周りのヤジよりも、タイガーから優勝を託されたこの握手の方が最終日の後半、ボギーが続いた時にかなりのプレッシャーになったのではないでしょうか。優勝できて良かったですね」(岩本カメラマン)