＜全英オープン　最終日＞◇18日◇セントアンドリュース オールドコース(7,305ヤード・パー72)

　スコットランドにあるセントアンドリュース・オールドコースで開催された、メジャー第3戦「全英オープン」の最終日。2位と4打差のトータル15アンダー単独首位からスタートしたルイ・ウーストハウゼン（南アフリカ）がリードを守り切りメジャー初制覇を成し遂げた。

石川遼は通算2アンダー27位タイ

　ウーストハウゼンは序盤着実にパーを重ねるが、8番でボギーが先行。しかし続く9番パー4でイーグルを奪取し、後続選手たちにつけいる隙を与えない。追いかける一番手、2位スタートのポール・ケーシーが12番のトリプルボギーでスコアを崩し、優勝戦線から脱落すると後は完全な一人旅。終わってみれば、2位に入ったリー・ウェストウッド（イングランド）に7打差をつける圧勝でメジャーチャンピオンの座に着いた。

　8打差の3位タイには、この日“68”と気を吐いたローリー・マキロイ（北アイルランド）、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）そしてケーシーの3選手が入った。

　パットの不振で初日から徐々に順位を落としてしまったタイガー・ウッズ（米国）。3日目まで使用したナイキのメソッド001ブレードパターから、12年間愛用したタイトリスト・スコッティキャメロン・ニューポート2に戻して最終日のプレーに挑んだが、結果はイーブンパー。スコアを伸ばせずトータル3アンダー、23位タイに終わった。