6番に到達すると、その異形ぶりに目を見張る。セカンド地点からグリーンを見上げると、左の岩壁の前に目に飛びこむのが、巨大な壁。セカンド地点とサード地点の間は丘になっており、ショットのバランスを狂わせる。
続く7番は109ヤードのパー3。最も海に近いホールで、風によってはウェッジから長いアイアンまでを使うことになる。そして8番のセカンド地点とグリーンのあいだは、断崖絶壁が食い込み、足もすくむほどの絶景を体験できるが、グリーンが小さく、難易度の高いホールとなっている。
9番、10番は右サイドが海岸になっており、フェアウェイも左から右に傾斜。スライス回転のボールは崖から落ちてしまう可能性が高く、距離も長くグリーン回りにもトラップが仕掛けられ、難関ホールとして有名だ。
11番からは再び内陸を進み、17番パー3のティショットから再び海を望むことになる。さらに18番はティからグリーンまで左サイドに海が広がり、景観美とともに大きなプレッシャーを選手に与える。
美しさとともにシビアに広がるコース。ここを主催の全米ゴルフ協会(USGA)がどのように仕上げているのか。フェアウェイは広いものの、ラフは粘っこく、特にグリーン回りの粘り気が目立つ。確実にペナルティを払うことになるため、ラフに打ち込みたくはない。
この時季の当地は雨が降ることがほとんどなく、グリーンも硬く締まっていくと予想される。フィル・ミケルソン(米国)は、「雨が降らないと、USGAのコースセッティングいつも失敗している」と批判。「グリーンで止まらない」という非難が寄せられる。せっかくのコースが選手のスーパープレーを引き出すセッティングになるよう願うばかりだ。(文・高桑均)
続く7番は109ヤードのパー3。最も海に近いホールで、風によってはウェッジから長いアイアンまでを使うことになる。そして8番のセカンド地点とグリーンのあいだは、断崖絶壁が食い込み、足もすくむほどの絶景を体験できるが、グリーンが小さく、難易度の高いホールとなっている。
9番、10番は右サイドが海岸になっており、フェアウェイも左から右に傾斜。スライス回転のボールは崖から落ちてしまう可能性が高く、距離も長くグリーン回りにもトラップが仕掛けられ、難関ホールとして有名だ。
11番からは再び内陸を進み、17番パー3のティショットから再び海を望むことになる。さらに18番はティからグリーンまで左サイドに海が広がり、景観美とともに大きなプレッシャーを選手に与える。
美しさとともにシビアに広がるコース。ここを主催の全米ゴルフ協会(USGA)がどのように仕上げているのか。フェアウェイは広いものの、ラフは粘っこく、特にグリーン回りの粘り気が目立つ。確実にペナルティを払うことになるため、ラフに打ち込みたくはない。
この時季の当地は雨が降ることがほとんどなく、グリーンも硬く締まっていくと予想される。フィル・ミケルソン(米国)は、「雨が降らないと、USGAのコースセッティングいつも失敗している」と批判。「グリーンで止まらない」という非難が寄せられる。せっかくのコースが選手のスーパープレーを引き出すセッティングになるよう願うばかりだ。(文・高桑均)