＜全米オープン 初日◇13日◇ペブルビーチGL（カリフォルニア州）◇7075ヤード・パー71＞

海岸沿い特有の湿った空気と曇天模様が続いた大会初日。アンダーパー39人は、歴代2位の記録。そんななか、ショットに苦しみながらもアンダーパーでフィニッシュしたタイガー・ウッズ（米国）も「満足している」と、一日を振り返った。

白い砂浜に青い海　ペブルブーチは今日も美しい【写真】

例年に比べグリーンは止まりやすく、フェアウェイ幅も広いとあって、好スコアが飛び出す展開に多くの選手が好印象を持った。ウッズも初日を3バーディ・1ダブルボギーの1アンダー。28位タイで終え、一安心といったところだ。

「アイアンがいまひとつ良くなかった」としたが、「外してもいいほうに外すこと」と、ミスをもコントロールするかのように、ケガは1ホールのみ。2000年の本大会で優勝を遂げている相性の良さもあり、最低限のスコアメイクはお手の物だ。

さらに「下りのパットは残してはいけない。（今日は）常にのぼりのパットを残せた」と、コースを知り尽くしたウッズらしく、まずは上々の滑り出し。「このコースは1番から7番までに4、5アンダーを出すことができる。明日は10番スタート。後半に期待したい」と、メジャー通算16勝目に向け、徐々にギアを上げていく。（文・高桑均）