＜ザ・バークレイズ　初日＞◇26日◇リッジ・ウッドCC(7,391ヤード・パー71)

　ニュージャージー州にあるリッジ・ウッドカントリークラブを舞台に開幕した、米国ツアーのプレーオフシリーズ初戦「ザ・バークレイズ」の初日。タイガー・ウッズ(米国)が7バーディ・1ボギーの6アンダーでホールアウト。今季不振にあえいだ世界王者が、貫禄の好スタートを切った。

　この日は屈辱のトップスタートとなったウッズだったが、なんらへこたれることなく1番で早々にバーディ奪取。3番パー5では3打目を2メートルにつけて確実にバーディを奪うと5番、7番でもバーディを奪い前半を4アンダーで折り返す。後半に入り12番をボギーとするも、13番では3打目を2メートルにつけ、14番ではセカンドを70センチにつけて連続バーディ。最終18番でも2メートルのバーディパットを沈め、首位タイで初日を終えた。

　大会前に正式に離婚を発表したウッズは、気持ちが吹っ切れたのかこれまでの精彩を欠くプレーから一変。体の切れも取り戻し、安定したショットと絶妙なパッティングでバーディを量産。ホールアウト後のインタビューも軽快となり「ジャック・ニクラス(米国)のメジャー勝利数18を破る自信はあるか？ 」にまで話題が上ると「勿論！」と自信も見せた。「ベン・ホーガン(米国)は、メジャー9勝の全てを、今の僕の年齢以上で達成している。全ての若者にとって目標は達成するためにある。自分が目標とするものは今もそこにある」(ESPN.com 8/26付)と早くも来季以降のメジャー獲得にも意欲を見せた。

　ウッズと同じ首位タイにはボーン・テイラー(米国)、1打差3位タイにはアダム・スコット(オーストラリア)ら3選手がつけている。次戦へ向けて上位フィニッシュを納めたい今田竜二は、INスタートの10番から4連続ボギーを叩く最悪の立ち上がり。その後、後半で3つのバーディを奪って巻き返したが、初日は4バーディ・5ボギーの1オーバー。フィル・ミケルソン(米国)らとともに72位タイと出遅れてしまった。

【初日の結果】
1位T：ボーン・テイラー(-6)
1位T：タイガー・ウッズ(-6)
3位T：ブライアン・ゲイ(-5)
3位T：ライアン・パーマー(-5)
3位T：アダム・スコット(-5)
6位T：カミロ・ビジェガス(-4)他13名