ティショットがラフにつかまっても、そこからのウッズは、危なげなくグリーンを捉えた。最終ホールの9番では右ラフからの残り200ヤードを8番アイアンで放ち、ピン手前2メートルにピタリ。バーディフィニッシュとした。そんなスーパーショットをウッズが解説「200ヤードだったけど、8番アイアンでいいと思った。この芝はとんでもなくフライヤーすることがある」と、完ぺきな計算で9つめのバーディを奪った。
月曜日のスキンズマッチ時より「ラフが短くなっていた。昨日はプロアマがあったから、刈ることにしたのだろう」と、しっかりと芝の見きわめができてのラフ攻略。「明日の雨で、もう刈ることはできないだろうから、そうなると、明日以降はフェアウェイヒットが必須になる」と、残りの54ホールは少しだけドライバーの精度を上げたいところだ。
加えて、決まりまくったパッティングも「不思議な日だった」と振り返るほどの出来だった。「きょうは7番のフックライン以外は、ぜんぶスライスラインだった。クレイジー」と、偶然にも同じようなラインについたパッティングを沈めていった。「こんなラウンドは久しくなかった。7、8回はスライスラインだった」と、グリーン上でのパフォーマンスにも目を丸くした。
2日目の中止で、週末はタイトなスケジュール。年齢的にも厳しく、2カ月ぶりの実戦とあって、タフな戦いが待ち受ける。それでも、世界を魅了してきたウッズのプレーが陰りを見せることはないのか。2005年の「ダンロップフェニックス」以来の日本3勝目へ。ウッズの進撃に期待が高まってきた。(文・高桑均)
月曜日のスキンズマッチ時より「ラフが短くなっていた。昨日はプロアマがあったから、刈ることにしたのだろう」と、しっかりと芝の見きわめができてのラフ攻略。「明日の雨で、もう刈ることはできないだろうから、そうなると、明日以降はフェアウェイヒットが必須になる」と、残りの54ホールは少しだけドライバーの精度を上げたいところだ。
加えて、決まりまくったパッティングも「不思議な日だった」と振り返るほどの出来だった。「きょうは7番のフックライン以外は、ぜんぶスライスラインだった。クレイジー」と、偶然にも同じようなラインについたパッティングを沈めていった。「こんなラウンドは久しくなかった。7、8回はスライスラインだった」と、グリーン上でのパフォーマンスにも目を丸くした。
2日目の中止で、週末はタイトなスケジュール。年齢的にも厳しく、2カ月ぶりの実戦とあって、タフな戦いが待ち受ける。それでも、世界を魅了してきたウッズのプレーが陰りを見せることはないのか。2005年の「ダンロップフェニックス」以来の日本3勝目へ。ウッズの進撃に期待が高まってきた。(文・高桑均)