■98年、タイガーに勝って変わったこと
「僕は(当時)、ダブルスでタイガーをやっつけたりしたおかげで、マッチプレーもわざわざ僕をあおりにくるお客さんもいたんです。どちらかというと、友達とベットしているかもしれないけど僕のほうがオッズが高くなるに決まっているじゃないですか、ダークホースなんだから(笑)。
そういう意味ではもしかしたら、1回でもタイガーに勝ったことがあると、そこにすごく注目してくれるのはアメリカのスポーツファンじゃないかな。とくに僕は小さいし、そういうのが一本背負いすると喜んでくれる。『ちっちゃいのにやるな!』とか、『ジャパニーズサイズ!』とかからかわれたこともあったけど、それはそれで面白いと思うし、笑って流したらあいつすごいな、応援してやるか、となるかもしれないでしょう(笑)」
■世界選抜がぶつける、米国への“コンプレックス”
「当時のメンバーのグレッグ・ノーマンとニック・プライス、スティーブ・エルキントン、コーチのピーター・トムソン。この人たちの圧がすごかった。とにかく、『今、俺たちは歴史を変える』と。あまりにもアツすぎて、どうしようかなと思うくらい(笑)。『歴史を変えるんだ!』と、夜のミーティングも一丸となってすごかった。
『オレはアメリカンドリームをつかんでやる』と心の中に持ってやっていたと思う。オーストラリアのノーマンも代表的な選手で、欧州ツアーでやっていても、ああはなれなかったかもしれない。アメリカで世界の強豪に打ち勝って、世界ランク1位になって強い選手といわれたからこそアメリカンドリームをつかんだ。それでも、どうしてもアメリカに勝てないコンプレックスに、プレジデンツカップで打ち勝ちたい。1週間一緒に過ごして、そんな雰囲気をすごく感じた。僕は、世界平和主義者で“みんな仲良く”とやっていたけどね(笑)」
■世界選抜チームのミーティングは… まるでNHK?
「チームミーティングの雰囲気は、最初は楽しくしていたんだけど、急に真剣に話し始めて。『今オレたちは、このチームで歴史を変えるときが来た』って。NHKみたい、すごいなって(笑)。
そういうアツいミーティングがワーっと始まって、みんなオーストラリアのVictoria Bitterというビールで乾杯する。『たたきつぶすぞー! おー!』みたいな。僕は飲めないから、みんながめちゃめちゃになっているのを“すごいなぁ”と思って見ていた。あの時は、まとまっていたんだよね。ノーマンがまとめて、トムソンはどちらかというとお父さんというか、ノーマンの兄貴みたいな感じで、『おまえらならできる!』と。
「僕は(当時)、ダブルスでタイガーをやっつけたりしたおかげで、マッチプレーもわざわざ僕をあおりにくるお客さんもいたんです。どちらかというと、友達とベットしているかもしれないけど僕のほうがオッズが高くなるに決まっているじゃないですか、ダークホースなんだから(笑)。
そういう意味ではもしかしたら、1回でもタイガーに勝ったことがあると、そこにすごく注目してくれるのはアメリカのスポーツファンじゃないかな。とくに僕は小さいし、そういうのが一本背負いすると喜んでくれる。『ちっちゃいのにやるな!』とか、『ジャパニーズサイズ!』とかからかわれたこともあったけど、それはそれで面白いと思うし、笑って流したらあいつすごいな、応援してやるか、となるかもしれないでしょう(笑)」
■世界選抜がぶつける、米国への“コンプレックス”
「当時のメンバーのグレッグ・ノーマンとニック・プライス、スティーブ・エルキントン、コーチのピーター・トムソン。この人たちの圧がすごかった。とにかく、『今、俺たちは歴史を変える』と。あまりにもアツすぎて、どうしようかなと思うくらい(笑)。『歴史を変えるんだ!』と、夜のミーティングも一丸となってすごかった。
『オレはアメリカンドリームをつかんでやる』と心の中に持ってやっていたと思う。オーストラリアのノーマンも代表的な選手で、欧州ツアーでやっていても、ああはなれなかったかもしれない。アメリカで世界の強豪に打ち勝って、世界ランク1位になって強い選手といわれたからこそアメリカンドリームをつかんだ。それでも、どうしてもアメリカに勝てないコンプレックスに、プレジデンツカップで打ち勝ちたい。1週間一緒に過ごして、そんな雰囲気をすごく感じた。僕は、世界平和主義者で“みんな仲良く”とやっていたけどね(笑)」
■世界選抜チームのミーティングは… まるでNHK?
「チームミーティングの雰囲気は、最初は楽しくしていたんだけど、急に真剣に話し始めて。『今オレたちは、このチームで歴史を変えるときが来た』って。NHKみたい、すごいなって(笑)。
そういうアツいミーティングがワーっと始まって、みんなオーストラリアのVictoria Bitterというビールで乾杯する。『たたきつぶすぞー! おー!』みたいな。僕は飲めないから、みんながめちゃめちゃになっているのを“すごいなぁ”と思って見ていた。あの時は、まとまっていたんだよね。ノーマンがまとめて、トムソンはどちらかというとお父さんというか、ノーマンの兄貴みたいな感じで、『おまえらならできる!』と。