いよいよ大会も終盤になりました！　3日目の今日はフォアサム＆フォアボールの両方をやるため、1週間で一番はやい朝7時に競技がスタート。にもかかわらず、入場ゲートに並ぶ人数は日を追うごとに確実に増えている気がします。どの組についてどのホールを歩いても、どこを歩けばいいのかわからなくなるくらいの混み具合。しかも、地面はビーチのような砂地。ギャラリーが大移動を始めると、舞い上がった砂で視界が若干かすむほどです。

足下はこんな感じ【写真】

それでも、オージーのイケメン、アダム・スコットをカメラに収めたくて必死で追いかけていると、曇り空から一滴のしずくがノートにポタリ。おお、恵みの雨よ！　アダムが見えるよう砂埃を鎮めたまえ！　と空を見上げると、視界に入ったのは雨雲…、ではなく大量のビール瓶。「あ、ごめん！」と飲みかけのビールの水滴をまき散らしてくれたのは、ホスピタリティスタンドで観戦を楽しむギャラリーのお兄さんたちでした。

カメラを向けると、手を振ってくれたビールのお兄さんたち【写真】

10番ホールの真横にドーンと構えるスタンドは、その名も『インターナショナル・クラブ』。安心してください、米国選抜のファンも入れますよ。ただし、専用のチケットが必要で、同じような有料スタンドがほかにもいくつかあります。外からぱっと見ただけでもけっこう豪華。ビールのお兄さんによると、中はスポーツバーのようになっているそう。

ここは飲み放題・食べ放題というステキなオプションがついて、気になるお値段は…「800ドルちょっとかな」。日本円にして、だいたい8万円。1週間でこのお値段なら、だいぶオトクかも「いやいや、1日だよ」。ちょっと予想はしていましたが、開いた口が塞がりませんでした。いわれてみれば、ビールのお兄さんをはじめ、中にいる人たちがセレブに見えてくる気がします。