本大会中でもそんなキャラクターがゆえに、他の選手以上のブーイングが浴びせられた。ところが、カートに乗ったリードに向けて、観客の一人がブーイングではなく暴言をはいた。これを聞いたリードのキャディがこの男性と言い合いになり、押したはずみに男性が持っていたビールがこぼれて問題となり、警備員の仲介で止められた。これを受けて、このキャディは最終日にバッグを担ぐことを禁じられた。「選手を守ることもキャディの勤め。他のキャディも、誰も私を責めることはできないはずだ」と語った。
リードはこれに対し「米ツアーの決定を尊重する。ただ勝つことに集中するだけ」とコメントを発表している。この問題を受けた世界選抜キャプテンのアーニー・エルス(南アフリカ)は、「我々がアメリカでプレーするときはもっとひどいヤジもある。そういうことがあっても、プロとしてやり過ごして、プレーをするだけ。ただ、選手に対してリスペクトのないヤジは意に反する。でも起きてしまうんだ」とした。
10大会ぶりの世界選抜優勝も見えて盛り上がる中でのひと騒動。最終日はどちらが勝っても、心から選手をたたえる声が響くことを願う。(文・谷口愛純)
リードはこれに対し「米ツアーの決定を尊重する。ただ勝つことに集中するだけ」とコメントを発表している。この問題を受けた世界選抜キャプテンのアーニー・エルス(南アフリカ)は、「我々がアメリカでプレーするときはもっとひどいヤジもある。そういうことがあっても、プロとしてやり過ごして、プレーをするだけ。ただ、選手に対してリスペクトのないヤジは意に反する。でも起きてしまうんだ」とした。
10大会ぶりの世界選抜優勝も見えて盛り上がる中でのひと騒動。最終日はどちらが勝っても、心から選手をたたえる声が響くことを願う。(文・谷口愛純)