＜WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権　初日＞◇23日◇ザ・リッツカールトンGC

　世界ランキング上位64名で争われる大一番「WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権」が開幕した。今大会は世界ランク1位と64位、2位と63位と、ランキング上位選手とランキングが低い選手から対戦相手が決まっていく。

遼、20ホールに及ぶ激戦の末敗れるも「良くなってきた」

　世界ランキング1位のリー・ウェストウッド(イングランド)、2位のマーティン・カイマー(ドイツ)が順当に勝利をおさめる中、3位のタイガー・ウッズ(米国)は同ランク65位のトーマス・ビヨン(デンマーク)にまさかの敗戦。格下相手に不覚をとった。

　ウッズは序盤からビヨンに先手を取られる苦しい展開。ショットの安定感を欠いた上にグリーン周りでも苦しみ8番まで2ダウンとされてしまう。9番、10番、11番と3連続アップでこのマッチ初めてリードを奪うも、13番、15番とビヨンに取られ1ダウンで最終ホールへ。ここでしびれるバーディパットを沈め延長に持ち込んだが、19ホール目のティショットを大きく曲げて万事休す。1回戦で早々に姿を消した。

　この日も最後まで精彩を欠く内容で一向に調子の上がってこないウッズ。復活への道のりはまだまだ遠そうだ。