今大会では、新たなパターも投入。パット数「25」といきなり結果を残したが、「たまたま入ったから、みんなそうやって（パターがマッチしている）言うだけで、あした入らなかったら意味がない。パターを替えたからといって入るわけじゃない」と切り返し。それでも、決まったことが自信がつながるか、という質問には、「それはある」とうなづいた。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、今大会2日目から4月初戦までの無観客試合も決定。明日からコースの雰囲気はガラリと変わる。「違和感はあると思うけれど、こういう状況なので慣れていかないと。テレビを通じて応援してくれるファンも居ると思うので、その人のためにも頑張りたい」。強い気持ちでプレーしていく。さらに“中止”という最悪の事態をひとまず免れたことについては、「明日から（試合が）無いと言われるよりいい。出る出ないにかかわらず、自分のベストを尽くしてやっていきたい」と、まずは胸をなでおろした。

「63」のコースレコードは、グレッグ・ノーマン（オーストラリア）、ニック・プライス（南アフリカ）、フレッド・カプルス（米国）と並ぶ記録。「（コースレコードで）回れるとは思ってなかったですけど、回れましたね（笑）。最後のイーグルパットは、入れば記録かなと思って打った。みんなメジャーに勝っている人たちなので、すごくうれしい」。そう言って笑顔も見せた。立て続けに流れる暗いニュースを忘れられるような“朗報”を届けたい。