ウッズ自身、1996年にプロゴルファーになった当初は、父親のアール氏とともに「ゴルフを通じて大勢の子どもたちを育てていきたい」と考え、子どもたちにクラブを振らせる施設の建設、運営、そのためのチャリティ活動に力を尽くしていた。つまり、当時のウッズ父子の頭の中にあったのは「教育=ゴルフ教育」だったのだ。
しかし、「2001年の9・11(アメリカ同時多発テロ事件)を経て、父と僕は方向性を変えた。子どもたちにとって一番大切なのは、ゴルフより教育だと気が付いたからだ」
ウッズと彼の財団は、経済的理由で高度な教育を受けたくても受けられない子どもたちを米国のみならず世界中から集め、十分に学ばせた上で大学や社会へ送り出すための教育施設として「タイガー・ウッズ・ラーニング・センター」をカリフォルニア州アナハイムに設立した。後に、ウッズ財団が「TGR財団」と改名されたのに伴い、その施設も現在は「TGRラーニング・ラボ」と呼ばれている。
そのラボでは、ゴルフを教えるのではなく、これからの未来を支える学問として、STEM(S=サイエンス、T=テクノロジー、E=エンジニアリング、M=マセマティクス)を中心にハイレベルな教育を行なっている。
施設もワシントンDCやフィラデルフィア、ニューヨーク、フロリダに支部を広げ、世界中から集めた優秀なプロフェッショナルたち5000人がSTEM教育に従事。2006年以来、卒業生は16万5000人を超えている。
今回、ウッズとTGR財団が無料提供を決めたオンライン・レッスンは、「TGRラーニング・ラボ」で子どもたちに授けている教育内容を、米ディスカバリー・エデュケーションの協力を得てネット配信する新システム(TGR・EDU)。6年生から12年生を対象とするプログラムだそうだ。
しかし、「2001年の9・11(アメリカ同時多発テロ事件)を経て、父と僕は方向性を変えた。子どもたちにとって一番大切なのは、ゴルフより教育だと気が付いたからだ」
ウッズと彼の財団は、経済的理由で高度な教育を受けたくても受けられない子どもたちを米国のみならず世界中から集め、十分に学ばせた上で大学や社会へ送り出すための教育施設として「タイガー・ウッズ・ラーニング・センター」をカリフォルニア州アナハイムに設立した。後に、ウッズ財団が「TGR財団」と改名されたのに伴い、その施設も現在は「TGRラーニング・ラボ」と呼ばれている。
そのラボでは、ゴルフを教えるのではなく、これからの未来を支える学問として、STEM(S=サイエンス、T=テクノロジー、E=エンジニアリング、M=マセマティクス)を中心にハイレベルな教育を行なっている。
施設もワシントンDCやフィラデルフィア、ニューヨーク、フロリダに支部を広げ、世界中から集めた優秀なプロフェッショナルたち5000人がSTEM教育に従事。2006年以来、卒業生は16万5000人を超えている。
今回、ウッズとTGR財団が無料提供を決めたオンライン・レッスンは、「TGRラーニング・ラボ」で子どもたちに授けている教育内容を、米ディスカバリー・エデュケーションの協力を得てネット配信する新システム(TGR・EDU)。6年生から12年生を対象とするプログラムだそうだ。