春の訪れを告げるゴルフの祭典「マスターズ」。世界中のゴルフファンが待ち望んでいたゴルフ界最大のイベントは新型コロナウイルス感染拡大の影響で11月に延期となった。一面に広がる緑のじゅうたんと咲き誇るアザレアの鮮やかな赤。あの風景を見ることができないのは寂しい限りだ。そこで、これまでのマスターズの名場面を紹介。今回は、昨年の“タイガー復活V”を振り返る。
優勝大会で撮影!タイガー・ウッズのドライバースイングを分析【連続写真】
2019年のオーガスタ・ナショナルGCでの祭典を締めくくったのは、おなじみの赤と黒のウエアを着たタイガー・ウッズ(米国)が、グリーン上で両腕を高く掲げ、雄たけびをあげるシーンだった。度重なるケガに苦しめられたスーパースターの復活劇に、コースにつめかけたパトロンのみならず、世界中のゴルフファン、さらに他の選手までもが酔いしれた。
17年4月に4度目となる腰の手術を受け、ウッズは戦線を離脱。同年5月には飲酒または薬物を使用した状態で車を運転した疑いで逮捕される事件も起きた。そんな苦難を乗り越え、18年1月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」でツアーに復帰。その年の「全英オープン」(6位タイ)、さらに「全米プロ」(単独2位)で優勝争いを繰り広げると、シーズン最終戦の「ツアー選手権」では約5年ぶりとなる優勝をつかみとった。
十分すぎるほど復活の狼煙はあがっていた。そして、そのなか迎えたのが昨年のマスターズだった。自身22度目となる出場。その大会初日は、穏やかな天候のなか4バーディ・2ボギーの「70」とバーディを先行させた。2アンダー・11位タイと順調な滑り出し。首位とは4打差をつけられていたが、ラウンド後には「過去に『70』で回って優勝したことがあるから」とニヤリ。初日「70」を出した過去5回のうち優勝が3回という実績から出た言葉だった。
その“予言”に導かれるように、2日目は「68」とビッグスコアをマークし、トップ集団とわずか1打差の6位タイへと順位を上げた。ティショットを大きく左へ打ち込んだ15番パー5では、レイアップ後の3打目を8mにつけながら、これをねじ込むファインプレーも見せた。繰り出される、この日一番のガッツポーズ。気合がみちあふれていた。
優勝大会で撮影!タイガー・ウッズのドライバースイングを分析【連続写真】
2019年のオーガスタ・ナショナルGCでの祭典を締めくくったのは、おなじみの赤と黒のウエアを着たタイガー・ウッズ(米国)が、グリーン上で両腕を高く掲げ、雄たけびをあげるシーンだった。度重なるケガに苦しめられたスーパースターの復活劇に、コースにつめかけたパトロンのみならず、世界中のゴルフファン、さらに他の選手までもが酔いしれた。
17年4月に4度目となる腰の手術を受け、ウッズは戦線を離脱。同年5月には飲酒または薬物を使用した状態で車を運転した疑いで逮捕される事件も起きた。そんな苦難を乗り越え、18年1月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」でツアーに復帰。その年の「全英オープン」(6位タイ)、さらに「全米プロ」(単独2位)で優勝争いを繰り広げると、シーズン最終戦の「ツアー選手権」では約5年ぶりとなる優勝をつかみとった。
十分すぎるほど復活の狼煙はあがっていた。そして、そのなか迎えたのが昨年のマスターズだった。自身22度目となる出場。その大会初日は、穏やかな天候のなか4バーディ・2ボギーの「70」とバーディを先行させた。2アンダー・11位タイと順調な滑り出し。首位とは4打差をつけられていたが、ラウンド後には「過去に『70』で回って優勝したことがあるから」とニヤリ。初日「70」を出した過去5回のうち優勝が3回という実績から出た言葉だった。
その“予言”に導かれるように、2日目は「68」とビッグスコアをマークし、トップ集団とわずか1打差の6位タイへと順位を上げた。ティショットを大きく左へ打ち込んだ15番パー5では、レイアップ後の3打目を8mにつけながら、これをねじ込むファインプレーも見せた。繰り出される、この日一番のガッツポーズ。気合がみちあふれていた。