米NGF(ナショナル・ゴルフ・ファウンデーション)の調査によれば、新型コロナウイルス感染拡大の影響でいまなおゴルフ場が完全に閉鎖されている州は、マサチューセツ州など北東部のわずか3州とワシントンDCのみ。それ以外の大半の州ではゴルフが再開され始め、5月初旬には80%、中旬には90%が稼働を開始すると予想されている。
DとT? 渋野日向子が自宅でできるストレッチを紹介【動画】
とはいえ、支払いはすべてオンライン上で行ない、コース上では他のプレーヤーたちとソーシャル・ディスタンスを守ることが前提。乗用カートではなくウォーク・オンリーとしているゴルフ場も多々見られ、まだまだ、いろいろな制約付きではあるのだが、ともあれ、米ゴルフ界は現実として動き始めている。
米国男子ツアーは「チャールズ・シュワッブ・チャレンジ」(6月11〜14日)からの再開を予定しており、無観客での開催が前提になっている。
メジャー6勝を誇る元世界ナンバー1、現在は米テレビ局でゴルフ解説を務めているニック・ファルド(イングランド)は「ギャラリーがいないゴルフトーナメントなんて考えられない」と本音を漏らしながらも、「(解説者としても)無観客試合に慣れていくしかないのだろう。慣れるべきなのだろう」と前向きに気を引き締めている。
人類にとって未知のウイルスと戦いながら、以前の社会、以前の生活を取り戻していくためには、過去にとらわれず、現在に順応していくことが求められる。これまでには無かったもの、これまでには考えられなかったことであっても、臨機応変に対応し、とり入れていく。そういう柔軟性が、ゴルフ界を再開し、未来へつなげる上では必要なのだと思う。
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人類にとって未知のウイルスと戦いながら、以前の社会、以前の生活を取り戻していくためには、過去にとらわれず、現在に順応していくことが求められる。これまでには無かったもの、これまでには考えられなかったことであっても、臨機応変に対応し、とり入れていく。そういう柔軟性が、ゴルフ界を再開し、未来へつなげる上では必要なのだと思う。