しかし、それでもミケルソンは揺るがなかった。マスターズチャンピオンに君臨する彼はその後も最善のプレーを見せ、5ヵ月後に「全米プロゴルフ選手権」で優勝を果たすのだ。
「最高だったよ」とミケルソンは言う。「最高の状態で、彼と戦うチャンスが欲しい」。フォード・チャンピオンシップでは、難関13番パー3でバーディを獲り、14番パー4でイーブンまで引き戻す。「あれこそが、フィルがどんな選手かを表している」とウッズが語る。勝敗を決したのは17番パー4。ウッズがバーディを奪い、「66」でフィニッシュ。ミケルソンの「69」を抜いた。
ミケルソンには、ウッズに勝つためにベストな状態に自身を持って行くコツがあった。最も記憶に残るのはトーリーパインズでの2000年「ファーマーズ招待」。ウッズは前例のない7年連続優勝を目指していた。ところが、30歳の誕生日を目前に控え、優勝から約2年遠ざかっていたミケルソンがあがり6ホールで4バーディを奪う猛追。ライバルを寄せ付けなかった。
「再び優勝することが、私にとって重要だった」とミケルソンは振り返る。「世界トップの選手と対決し、勝てると分かることが大事だった」。
以下が、ツアーで2人が接戦を繰り広げた9大会の記録だ。
■1998年 セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ
最終日、ウッズに5打差をつけてスタートしたミケルソンがトータル17アンダーで優勝。しかし22歳になる前のウッズが「64」で締めくくり、ミケルソンを追い上げた。
■1999年「WGC-ブリヂストン招待」
ウッズが最終日にミケルソンに7打差をつけてスタートしたが、スタートから10ホールで5バーディを獲ったミケルソンがタイに並ぶ。しかし、ミケルソンは16番でボギーとして勢いをなくし、ウッズが17番でバーディを奪って1打差の勝利を挙げた。
「最高だったよ」とミケルソンは言う。「最高の状態で、彼と戦うチャンスが欲しい」。フォード・チャンピオンシップでは、難関13番パー3でバーディを獲り、14番パー4でイーブンまで引き戻す。「あれこそが、フィルがどんな選手かを表している」とウッズが語る。勝敗を決したのは17番パー4。ウッズがバーディを奪い、「66」でフィニッシュ。ミケルソンの「69」を抜いた。
ミケルソンには、ウッズに勝つためにベストな状態に自身を持って行くコツがあった。最も記憶に残るのはトーリーパインズでの2000年「ファーマーズ招待」。ウッズは前例のない7年連続優勝を目指していた。ところが、30歳の誕生日を目前に控え、優勝から約2年遠ざかっていたミケルソンがあがり6ホールで4バーディを奪う猛追。ライバルを寄せ付けなかった。
「再び優勝することが、私にとって重要だった」とミケルソンは振り返る。「世界トップの選手と対決し、勝てると分かることが大事だった」。
以下が、ツアーで2人が接戦を繰り広げた9大会の記録だ。
■1998年 セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ
最終日、ウッズに5打差をつけてスタートしたミケルソンがトータル17アンダーで優勝。しかし22歳になる前のウッズが「64」で締めくくり、ミケルソンを追い上げた。
■1999年「WGC-ブリヂストン招待」
ウッズが最終日にミケルソンに7打差をつけてスタートしたが、スタートから10ホールで5バーディを獲ったミケルソンがタイに並ぶ。しかし、ミケルソンは16番でボギーとして勢いをなくし、ウッズが17番でバーディを奪って1打差の勝利を挙げた。