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アフター・コロナで、大事なこと【舩越園子コラム】

アフター・コロナで、大事なこと【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2020年6月1日 12時20分

現在、チャールズ・シュワブチャレンジにエントリーしているのは、ディフェンディング・チャンピオンのケビン・ナ(米国)を筆頭に、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョン・ラーム(スペイン)、ブルックス・ケプカジャスティン・トーマスダスティン・ジョンソン(いずれも米国)の世界ランキング・トップ5全員だ。トップ10内のパトリック・リードウェブ・シンプソン(ともに米国)らも名を連ねている。

一方、元王者で世界11位のタイガー・ウッズ(米国)の名前は見当たらない。「マスターズ」覇者で世界6位のアダム・スコット(オーストラリア)は「試合会場での検査体制、安全管理が十分に行なわれるとは思えない」として、再開からの4試合には出場しない意志を表明。松山も初戦は様子を見るつもりだとのこと。選手たちの意向や姿勢を一本化すること、コンセンサスを得ることは、なかなか難しそうである。

しかし、賛否両論ある中で、米ツアーは再開に踏み切ろうとしている。どこかで見切り発車しなければ、いつまでも始まらないし、始められないということなのだろう。

無観客で開催するか、観客を入れて開催するか。観客を入れるとしたら、入場制限を設けるか、それとも無制限でフルに入れるか。その判断も難しい。

再開からの4試合は無観客と決まっているが、5試合目になるはずだった「ジョン・ディア・クラシック」(7月9日〜12日)は、迷いに迷った挙句、「感染防止上、観客を入れることは難しい。しかし観客が居ない試合を開催しても意味がない」と中止を発表した。

すると、米ツアーはジョン・ディア・クラシックに代わる「新大会を創設する」ことを即座に発表。すでに全米5カ所前後の候補地が上がり、米ツアーはこれからわずか5週間のうちに新大会を創設するという驚異的チャレンジを開始している。

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