この日、モリカワがメジャー・チャンプのトーマスを凌駕できたのは何のおかげだったのか。若さや勢いは明らかにモリカワにある。追われる者と追う者。プレッシャーは常に追われる者にあり、追う者には「失うものは何もない」という捨て身の強ささえある。
その通り、昨季、スペシャル・テンポラリー・メンバーにして「バラクーダ選手権」を制したときのモリカワは捨て身の強さを発揮して勝利した。だが、その1勝を引っ提げていたモリカワの今週の強さは、もはや捨て身ではなく、きわめてポジティブな彼のメンタル面がモノを言っていたように思う。
米ツアー再開初戦の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」では、やはりプレーオフに絡み、ダニエル・バーガー(米国)に敗れた。先週の「トラベラーズ選手権」ではキャリア初の予選落ちを喫し、プロ入り以来22試合連続予選通過の記録が途絶えた。傷心の出来事が続いていたが、彼は決して笑顔を絶やさなかった。
「予選落ち後は速攻で帰宅し、彼女とリラックスして過ごした。リフレッシュして、リセットボタンを押したら自然とポジティブになった。何をどう良くできるだろうかと考えたら、スイングの際の体のローテーションに関して、ひらめいたんだ」
米国のTV解説者は「モリカワはタイガー・ウッズに次ぐアイアンの名手でパットも上手い。それが勝因」と解説していた。
だが、アイアンとパットの上手さならトーマスにもそのまま当てはまる。彼らなら技術的な上手さは備わっていることが大前提だ。
その通り、昨季、スペシャル・テンポラリー・メンバーにして「バラクーダ選手権」を制したときのモリカワは捨て身の強さを発揮して勝利した。だが、その1勝を引っ提げていたモリカワの今週の強さは、もはや捨て身ではなく、きわめてポジティブな彼のメンタル面がモノを言っていたように思う。
米ツアー再開初戦の「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」では、やはりプレーオフに絡み、ダニエル・バーガー(米国)に敗れた。先週の「トラベラーズ選手権」ではキャリア初の予選落ちを喫し、プロ入り以来22試合連続予選通過の記録が途絶えた。傷心の出来事が続いていたが、彼は決して笑顔を絶やさなかった。
「予選落ち後は速攻で帰宅し、彼女とリラックスして過ごした。リフレッシュして、リセットボタンを押したら自然とポジティブになった。何をどう良くできるだろうかと考えたら、スイングの際の体のローテーションに関して、ひらめいたんだ」
米国のTV解説者は「モリカワはタイガー・ウッズに次ぐアイアンの名手でパットも上手い。それが勝因」と解説していた。
だが、アイアンとパットの上手さならトーマスにもそのまま当てはまる。彼らなら技術的な上手さは備わっていることが大前提だ。