大学ゴルフからプロへの道を開くPGAツアー・ユニバーシティーの初ランキングが発表され、1位にはフロリダ州立大のジョン・パク、2位はアリゾナ州立のチュンアン・ユ、3位にはオクラホマ州立大のオースティン・エクロートが入った。

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6月1日に発表された同プログラムは、カレッジゴルフで活躍する選手にランキングをつけ、トップ5の選手には下部のコーン・フェリーツアーへの道が開かれる。2013年以降はPGAツアーへの直接のQスクール（予選会）はなくなり、松山英樹や、昨今ではマシュー・ウルフやコリン・モリカワ（ともに米国）らのように推薦などの出場でテンポラリーメンバーになりPGAツアーの出場権を得る以外は、まずはQスクールでコーン・フェリーツアーの出場権を得てそこからPGAツアーへと進むことになり、ハードルが高くなった。

このPGAツアー・ユニバーシティーはカレッジゴルファーをランキング、例年5月末から6月上旬に終了するNCAAチャンピオンシップの終了時点でのトップ5の選手にはそのシーズンのコーン・フェリーツアーへの出場権（フルフィールドのオープン競技）が与えられる。さらにその年のQスクールのファイナルステージにも参戦できる。

6〜15位の選手はPGAツアー・ラテンアメリカなどインターナショナルツアーへの参戦、もしくはQスクールのセカンドステージからの参戦が認められるもの。ただし大学で少なくとも4年間在籍していることが条件で、文武両道を目指すとしているのも大きなポイントだ。

1位についたパクは「聞いたときにはとても驚いた。きっと他の選手だと思っていたから…。でも1位になれたことはとてもうれしい。一生懸命に練習してきてよかった」とコメント。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でNCAAチャンピオンシップが中止となってしまったが、来年はぜひとも再開してほしいもの。4年間しっかりとゴルフと勉学にいそしんで、そしてプロへの道が開かれれば最高だろう。（文・武川玲子＝米国在住）