世界ランキング1位奪還を目指すジャスティン・トーマス（米国）のバッグを、今週はベテランキャディの“ボーンズ”ことジム・マッケイが担ぐ。

小柄でも飛ぶ理由は？ JTのドライバースイング連続写真

トーマスのレギュラーキャディ、ジム・ジョンソンが熱射病で倒れたのは2週前の「メモリアル・トーナメント」3日目のこと。その場は、父でコーチを務めるマイク・トーマスが急遽バッグを担ぎ、しのぐことができたが、今もジョンソンの体調は戻らず検査が続いている。

そこで白羽の矢が立ったのが、フィル・ミケルソンのキャディを25年もの間務めたボーンズだった。2017年にミケルソンとのコンビを解消してからはテレビのラウンドレポーターとしても活躍していたが、今月の「ワークデイ・チャリティ・オープン」と「メモリアル・トーナメント」でルーキーのマシュー・フィッツパトリック（英国）とタッグを結成。メモリアルでは3位と活躍した。

しかしフィッツパトリックのレギュラーキャディが英国から渡米したことで、このコンビは終了。こうしてJTのバッグを担ぐことになった。トーマスとボーンズのタッグは、とりあえず今週の「WGCフェデックス・セントジュード招待」と次週のメジャー「全米プロゴルフ選手権」の2試合。果たして世界一奪還はなるか？ このコンビのプレーぶりにも注目したい。（文・武川玲子＝米国在住）