そんなザ・モンスターですが、時代の変化とともに怪物たりえなくなりました。667ヤードでも2オンをする選手が出てきましたし、18年大会最終日の難易度は14番目。もはやチャンスホールといっても差し支えなくなりました。ザ・モンスターは新世代のゴルファーという新たなモンスターたちによって、討伐しなければいけないラスボスではなくなったのです。
それでも、多くの選手がファイヤストーンを愛していました。ここで8つものトロフィーを掲げたウッズが「私はこのゴルフコースのファン。お気に入りのコースの1つ。ここではたくさんの思い出がある。事情も理解はしているが、変わってしまうのは残念」といえば、16年大会の覇者ダスティン・ジョンソン(米国)も「最高のコース。でも…、最低のコース、自分の調子が悪ければ(笑)。それだけ難しいし、試される。だからこそいいコースなんだ」と冗談を交えつつ話しました。コースが変わることを惜しむ声をここまで選手の口から聞くのは初めてのことだったので、とても驚きました。
そんなファイヤストーンは、世界ゴルフ選手権から離れた替わりに19年からブリヂストンがメインスポンサーとなった米シニアのPGAツアー・チャンピオンズの「シニア・プレーヤーズ選手権」が行われています。昨年はゴルフ殿堂入りのレジェンド、レティーフ・グーセン(南アフリカ)が大会を制しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれましたが、 本来の7月から8月13日から16日に延期して 今年も行われる予定です。ぜひ全米プロの翌週に往年のレジェントたちが、熟練の技術でいにしえの怪物に挑む戦いにも注目してみてください。(文・秋田義和)
それでも、多くの選手がファイヤストーンを愛していました。ここで8つものトロフィーを掲げたウッズが「私はこのゴルフコースのファン。お気に入りのコースの1つ。ここではたくさんの思い出がある。事情も理解はしているが、変わってしまうのは残念」といえば、16年大会の覇者ダスティン・ジョンソン(米国)も「最高のコース。でも…、最低のコース、自分の調子が悪ければ(笑)。それだけ難しいし、試される。だからこそいいコースなんだ」と冗談を交えつつ話しました。コースが変わることを惜しむ声をここまで選手の口から聞くのは初めてのことだったので、とても驚きました。
そんなファイヤストーンは、世界ゴルフ選手権から離れた替わりに19年からブリヂストンがメインスポンサーとなった米シニアのPGAツアー・チャンピオンズの「シニア・プレーヤーズ選手権」が行われています。昨年はゴルフ殿堂入りのレジェンド、レティーフ・グーセン(南アフリカ)が大会を制しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が危ぶまれましたが、 本来の7月から8月13日から16日に延期して 今年も行われる予定です。ぜひ全米プロの翌週に往年のレジェントたちが、熟練の技術でいにしえの怪物に挑む戦いにも注目してみてください。(文・秋田義和)