＜BMW選手権 初日◇27日◇オリンピア・フィールズCC（イリノイ州）◇7366ヤード・パー70＞

プレーオフシリーズ第2戦の「BMW選手権」で3アンダー・単独首位に立った松山英樹。トップスタートを切るのは新型コロナウイルス感染拡大の影響で2日目に大会が中止となってしまった3月上旬の「ザ・プレーヤーズ選手権」以来、実に5カ月半ぶりだった。

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米メディアをはじめ、各所のインタビューを受けた松山。言葉の端々から伝わってくるのが状態の良さだ。前週の「ザ・ノーザン・トラスト」終了後にショットについて「一時期の悪い時よりは良くはなっていると思うので、これがどういう感じになっていくかすごく楽しみ。早く優勝争いできるような位置でプレーしたい」と話していたが、しっかりともう一段上げてきた。

「先週から良い感じできているので、それを続けていけられるように頑張りたい。徐々に自分の悪いところが分かり始めて、そこで少しずつ改善していっている途中でのきょうのゴルフだった。これからどんどん良くなっていくんじゃないか、と自分に期待を持っています」

自己評価の厳しい松山からここまでのコメントが出るのは珍しいこと。逆に言えば、今回の首位発進がラッキーでなかったことの証明でもある。「いいところも増えてきていると思うので、そこをもっと意識してできるようにしていけたらいい」。まだまだ伸びしろも感じさせるうえに、元々最終日に向けて尻上がりに調子を上げるタイプ。ここからの3日間、そして来週のプレーオフ最終戦に向けて大いに期待のできる初日となった。