■FedExCupポイントランクのしくみは？
プレーオフ初戦の「ザ・ノーザン・トラスト」、2戦目の「BMW選手権」は、大会の順位により優勝者から2000ポイント（今年は1500ポイント）までが振り分けられる。レギュラーシーズンでは優勝者の獲得ポイントが500ポイントとなっているため、大幅なポイントアップだ。「ザ・プレーヤーズ選手権」と海外メジャー4試合の5大会は600ポイント。そのほか変動があるのは、世界ゴルフ選手権シリーズの4試合が550ポイント。その同週に行われる大会は300ポイントとなっている。

これに加え、レギュラーシーズンでのポイント上位10名に、総額1000万ドルのボーナスが付与される“ウィンダムリワード”も用意されている。初年度となった2019年にはポイントランクトップのブルックス・ケプカ（米国）が200万ドルを手に入れた。


■年間王者はどうやって決まる？
プレーオフシリーズ最終戦は、昨年から“FedExCupスターティングストローク”といわれる、ストロークによるハンディキャップをつけるシステムを適用。これが年間王者決定戦を大きく左右する。

前回までのシステムでは、ツアー選手権王者と年間王者が別々だった。18年はウッズがツアー選手権を制したが、年間王者はジャスティン・ローズ（イングランド）。17年はザンダー・シャウフェレ（米国）がツアー選手権で優勝し、年間王者はジャスティン・トーマス（米国）の手に渡った。

プレーオフ2戦を終えて、ポイントランクトップに立つのはダスティン・ジョンソン。ハンディキャップ方式により、ツアー選手権ではジョンソンが10アンダー、2位のラームが8アンダー、3位のトーマスが7アンダー、4位のウェブ・シンプソン（米国）が6アンダー…、とストローク差をつけてのスタートとなる。ツアー選手権終了後、この方式を合算したベストスコアの選手がツアー選手権チャンピオンに輝き、年間王者を獲得する。加えて、年間王者にはボーナスで1500万ドルが与えられるほか、PGAツアーの5年シードが付与される。

最終戦スタート時の順位は以下の通り
1:ダスティン・ジョンソン　-10
2:ジョン・ラーム　-8
3:ジャスティン・トーマス　-7
4:ウェブ・シンプソン　-6
5:コリン・モリカワ　-5
6:ダニエル・バーガー　-4
7:ハリス・イングリッシュ　-4
8:ブライソン・デシャンボー　-4
9:イム・ソンジェ　-4
10:松山英樹　-4
11:ブレンドン・トッド　-3
12:ローリー・マキロイ　-3
13:パトリック・リード　-3
14:ザンダー・シャウフェレ　-3
15:セバスチャン・ムニョス　-3
16:ラント・グリフィン　-2
17:スコッティ・シェフラー　-2
18:ホアキン・ニーマン　-2
19:タイレル・ハットン　-2
20:トニー・フィナウ　-2
21:ケビン・キスナー　-1
22:エイブラハム・アンサー　-1
23:ライアン・パーマー　-1
24:ケビン・ナ　-1
25:マーク・リーシュマン　-1
26:キャメロン・スミス　0
27:ビクトル・ホブラン　0
28:マッケンジー・ヒューズ　0
29:キャメロン・チャンプ　0
30:ビリー・ホーシェル　0