＜全米オープン　事前情報＞◇14日◇コングレッショナルカントリークラブ(7,574ヤード・パー71)

　米国男子メジャー第2戦「全米オープン」がメリーランド州にあるコングレッショナルカントリークラブを舞台に16日(木)幕を開ける。指定練習日の14日、石川遼は早くも4度目となる練習ラウンドを行った。早朝からコースに現れた石川は9時過ぎから練習ラウンドをスタート。この日は18ホールを回りきり状態をチェックした。

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　渡米前は自身の無免許問題などで、「正直心は落ち着いていない」と精神面の不安を口にしていた石川。しかし、ゴルフの調子は決して悪くない。渡米直前に行った合宿では「ドライバーが不思議なほど曲がらなかった」と好調をアピール。米国に渡ってからもその調子はキープ出来ている。

　戦いの舞台となるコングレッショナルCCは総距離が7,574ヤード、しかもパー71と長いため、正確で飛距離の出るドライバーショットが求められる。それだけにドライバーの好調は、大舞台へ自信を抱かせる一因となっているようだ。

　ショットが好調なだけにやはり気になるのはパッティングだ。国内ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」、そして「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」では極度のパット不振に陥り2週連続で予選落ちの屈辱を味わった。全米オープン仕様のグリーンにどこまで対応出来るかが上位進出の鍵を握る。