＜全米オープン　事前情報＞◇15日◇コングレッショナルカントリークラブ(7,574ヤード・パー71)

　米国男子メジャー第2戦「全米オープン」がいよいよ開幕を迎える。メリーランド州にあるコングレッショナルカントリークラブで「全米オープン」が開催されるのは97年以来14年ぶり。アーニー・エルス(南アフリカ)が2度目の「全米オープン」優勝を飾った舞台だ。

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　ワシントンにほど近い場所にあるコングレッショナルCCは6月にも関わらず、気温は日本の真夏並みまで上昇する。また、サンダーストームや竜巻など急激な気象の変化も起こりやすい土地だ。選手達は難コースと共に厳しい気候とも戦わなければならない。

　コースにも改造が加えられた。97年大会では18番がパー3だったが今大会ではティグラウンドとグリーンの位置をひっくり返し10番パー3に。523ヤードのパー5をパー4として18番ホールに変えた。池にせり出したグリーンに打っていく18番のセカンドショットは多くのドラマを演出しそうだ。

　今大会にはコングレッショナルを制した経験のあるエルス、「マスターズ」覇者のチャール・シュワーツェル(南アフリカ)、世界ランキング1位のルーク・ドナルド(イングランド)、そして、「全米オープン」では2位が5回のフィル・ミケルソン(米国)も初勝利を狙いもちろん参戦する。