27歳のオリー・シュナイダーヤンズ(米国)は、日本の金谷拓実が今年受賞したアマチュア最高峰のマーク・マコーマック・メダルの2014年の受賞者だが、15年のプロ転向後は成績が安定せず、今大会は末の弟ルークとともに推薦出場していた。
バッグを担いでいたのは、すぐ下の弟ベン。3兄弟が1大会で勢揃いするのは、きわめて珍しい。米ツアー初挑戦だった弟ルークは予選落ちしてしまったが、レアで温かい状況をフルに生かした長兄シュナイダーヤンズは最終日に5つ伸ばして3位で終了。そんなファミリー物語に米ゴルフ界の層の厚さやゴルフ文化の深さが感じ取れた。
これから始まる「ヒューストン・オープン」では、翌週の「マスターズ」に向けトッププレーヤーたちがどのようにギアアップしていくかに注目が集まることだろう。
ヒューストン・オープンはコロナ禍においては米国内で初めてギャラリーを入れることになる。1日わずか2000人限定とはいえ、感染リスクを憂慮して出場を見合わせる発言をしていたフィル・ミケルソン(米国)も、結局、前言を翻して出場を決めた。ミケルソンがメジャー前週に試合に出るのはルーティンだが、松山英樹の出場は珍しい。
だが、そもそもコロナ禍の変則日程で迎える秋のマスターズそのものが「珍しい」というより「初」なのだから、挑む選手のほうも「珍しい」や「初」にどんどんトライすべきときである。そして米ツアーは選手の顔ぶれのみならず、取り組み方や挑み方も多彩でユニークだ。
マスターズ優勝候補の筆頭に挙げられているブライソン・デシャンボー(米国)は、その典型。10月の「シュライナーズ・ホスピタル・フォー・チルドレン・オープン」出場後の4週間を自身のマスターズ準備期間に充て、コーチのクリス・コモらとともにテキサスの自宅で猛特訓中だ。
バッグを担いでいたのは、すぐ下の弟ベン。3兄弟が1大会で勢揃いするのは、きわめて珍しい。米ツアー初挑戦だった弟ルークは予選落ちしてしまったが、レアで温かい状況をフルに生かした長兄シュナイダーヤンズは最終日に5つ伸ばして3位で終了。そんなファミリー物語に米ゴルフ界の層の厚さやゴルフ文化の深さが感じ取れた。
これから始まる「ヒューストン・オープン」では、翌週の「マスターズ」に向けトッププレーヤーたちがどのようにギアアップしていくかに注目が集まることだろう。
ヒューストン・オープンはコロナ禍においては米国内で初めてギャラリーを入れることになる。1日わずか2000人限定とはいえ、感染リスクを憂慮して出場を見合わせる発言をしていたフィル・ミケルソン(米国)も、結局、前言を翻して出場を決めた。ミケルソンがメジャー前週に試合に出るのはルーティンだが、松山英樹の出場は珍しい。
だが、そもそもコロナ禍の変則日程で迎える秋のマスターズそのものが「珍しい」というより「初」なのだから、挑む選手のほうも「珍しい」や「初」にどんどんトライすべきときである。そして米ツアーは選手の顔ぶれのみならず、取り組み方や挑み方も多彩でユニークだ。
マスターズ優勝候補の筆頭に挙げられているブライソン・デシャンボー(米国)は、その典型。10月の「シュライナーズ・ホスピタル・フォー・チルドレン・オープン」出場後の4週間を自身のマスターズ準備期間に充て、コーチのクリス・コモらとともにテキサスの自宅で猛特訓中だ。