そんなジョンソンの数々の「過去」を振り返れば、最終日の彼がすんなり逃げ切り優勝することを易々と予想することは難しかった。
そして、ジョンソンの序盤のゴルフは揺れていた。3番でバーディを先行させたものの、4番、5番で連続ボギーを喫し、快調に滑り出したイム・ソンジェ(韓国)やキャメロン・スミス(オーストアラリア)との差は瞬く間に2打へ、1打へと縮まっていった。
だが、6番(パー3)ではピン1メートルにつけてバーディを奪うと、7番はバンカーにつかまりながらも見事にパーセーブ。8番(パー5)は2オン2パットでバーディと、この3ホールですっかり流れを好転させた。
序盤で揺らいだのは、ジョンソンが感情を抱く人間だからこそ。だが、直後に自分のゴルフを取り戻したことは、世界ランク1位だからこそのワザと意地とプライドだった。
以後、ジョンソンのゴルフは揺るぎないものと化し、13番からは3連続バーディを奪って勝利を確実なものにしていった。大会記録となったトータル20アンダーでマスターズ初制覇、メジャー2勝目、米ツアー通算24勝目を達成。その勝ちっぷりは、ただただ見事だった。
マスターズ勝者は練習グリーン上で行なわれる表彰式の前にバトラーズ・キャビンと名付けられた部屋へ赴き、米TV中継局のインタビューを受け、そこでグリーンジャケットを羽織ることが恒例になっている。「一日中ナーバスだった」と明かしたジョンソンは「自分をコントロールできたことを誇りに思う」と満足の表情を見せた。
そして、ジョンソンの序盤のゴルフは揺れていた。3番でバーディを先行させたものの、4番、5番で連続ボギーを喫し、快調に滑り出したイム・ソンジェ(韓国)やキャメロン・スミス(オーストアラリア)との差は瞬く間に2打へ、1打へと縮まっていった。
だが、6番(パー3)ではピン1メートルにつけてバーディを奪うと、7番はバンカーにつかまりながらも見事にパーセーブ。8番(パー5)は2オン2パットでバーディと、この3ホールですっかり流れを好転させた。
序盤で揺らいだのは、ジョンソンが感情を抱く人間だからこそ。だが、直後に自分のゴルフを取り戻したことは、世界ランク1位だからこそのワザと意地とプライドだった。
以後、ジョンソンのゴルフは揺るぎないものと化し、13番からは3連続バーディを奪って勝利を確実なものにしていった。大会記録となったトータル20アンダーでマスターズ初制覇、メジャー2勝目、米ツアー通算24勝目を達成。その勝ちっぷりは、ただただ見事だった。
マスターズ勝者は練習グリーン上で行なわれる表彰式の前にバトラーズ・キャビンと名付けられた部屋へ赴き、米TV中継局のインタビューを受け、そこでグリーンジャケットを羽織ることが恒例になっている。「一日中ナーバスだった」と明かしたジョンソンは「自分をコントロールできたことを誇りに思う」と満足の表情を見せた。