初日。パー5のセカンドショットで175ヤードを5番ウッドで狙い、ピン1.2メートルに付けて、当然のようにイーグルパットを沈めたチャーリー君の豪快で正確なプレーぶりは、11歳とは思えないほど堂に入っていた。
メジャー3勝のパドレイグ・ハリントンは「チャーリーの未来には大きな可能性がある。タイガーよ、もはや話題の中心はキミではなくチャーリーだ」と、ウッズを半分からかいながら、チャーリー君を絶賛していた。
そして何より、ウッズ自身が「僕のゴルフはどうでもいい。チャーリーが自分の人生を謳歌してくれたらそれが一番だ」と完全なる父親モードで息子を見守りながらプレーしていた。
振り返れば、物心ついたころのチャーリー君がいつも目にしていたのは、腰の手術で苦痛に喘ぎ、多くの時間を自宅で過ごしていた父親の苦悩の姿だった。世界中の人々がウッズの偉大さを知っているというのに、ウッズの子どもたちはそれを認識できておらず、父親が現役プロゴルファーであることすらわかっていなかったことは衝撃的な皮肉だった。
「僕の子どもたちは、僕のことをレジェンドか、ユーチューバーだと思っていた」
ウッズがそう明かしたのは、長い不調からようやく抜け出し、優勝争いを演じて6位になった2018年全英オープン終了後だった。
メジャー3勝のパドレイグ・ハリントンは「チャーリーの未来には大きな可能性がある。タイガーよ、もはや話題の中心はキミではなくチャーリーだ」と、ウッズを半分からかいながら、チャーリー君を絶賛していた。
そして何より、ウッズ自身が「僕のゴルフはどうでもいい。チャーリーが自分の人生を謳歌してくれたらそれが一番だ」と完全なる父親モードで息子を見守りながらプレーしていた。
振り返れば、物心ついたころのチャーリー君がいつも目にしていたのは、腰の手術で苦痛に喘ぎ、多くの時間を自宅で過ごしていた父親の苦悩の姿だった。世界中の人々がウッズの偉大さを知っているというのに、ウッズの子どもたちはそれを認識できておらず、父親が現役プロゴルファーであることすらわかっていなかったことは衝撃的な皮肉だった。
「僕の子どもたちは、僕のことをレジェンドか、ユーチューバーだと思っていた」
ウッズがそう明かしたのは、長い不調からようやく抜け出し、優勝争いを演じて6位になった2018年全英オープン終了後だった。