―今年はマスターズ出場に加えて、全米オープンにも出場。初の全米オープンは?
本当にコースもセッティングも難しくて、厳しい世界だなと思いました。あの中でも優勝スコアはアンダーパーで、本当に厳しい世界だなと。プロとして、はやく厳しい世界に身を置きたいなと思いました。
―アマチュアで優勝争いした17年の日本オープンでは、1打差で惜敗。そこから19年のアマチュア優勝、そして昨年のプロ初優勝まで、なにが変わった?
あまり背伸びをしなくなったと思います。今までは、プロの試合に出ると自分にないものを見せられて、自分のプレーに集中できないことが多くて。
―例えば、具体的なエピソードはありますか?
三井住友VISA太平洋マスターズで優勝した前の年(2018年)に、アマチュアで出場させてもらったのですが、松山英樹選手、宮里優作選手と同じ組だったんです。途中で松山さんが、320ヤードくらい先に立っている木に3番ウッドで当てて。フォローが吹いていたのもありましたが、“なんじゃそりゃ!”って(笑)。そこで、やっぱり世界で戦うためには飛距離が必要だと思い始めて、まったく自分のプレーに集中できなくて。