丸山:そうは思いません。タイガー・ウッズのすごさを目の前で見てきましたが、これだけ道具が進化した時代でも、彼を超える選手は一人もいないと思います。
確かにダスティン・ジョンソンにしても、ローリー・マキロイにしても、そのほかにも素晴らしい選手は何人もいます。でも、彼らのゴルフを見ると、ものすごくドライバーを飛ばした後はなんとなくグリーンに乗せて、なんとなくカップに入れているようにしか感じないんです。だから思い出に残るシーンが一つも浮かびません。
――確かにウッズには印象に残るシーンが多いですからね。
丸山:20メートルの超ロングパットを沈めて派手なガッツポーズをしたり、マスターズのようにアプローチの最後のひとコロがりでチップインさせたシーンとか、200ヤード以上あるところからピンをデッドに狙ってきたりなど、誰もがいろんなことを覚えているじゃないですか。
でも、いまは目の前で解説しているのに、あれ、マキロイってどうやって勝ったのかなとすぐに思い出せない。名場面が思い浮かばない時点で、ゴルフのクオリティが上がっているとは思えないんですよ。
服部:ウッズより前の世代にしても、ジャック・ニクラスには印象に残るシーンがあったし、ストーリーを感じる勝ち方ってありましたよね。いまの選手はクラブがものすごく進化したことで、ウッズのように地をはうようなローボールや、信じられないほどの高いボールを打つ必要がないからかもしれませんね。
確かにダスティン・ジョンソンにしても、ローリー・マキロイにしても、そのほかにも素晴らしい選手は何人もいます。でも、彼らのゴルフを見ると、ものすごくドライバーを飛ばした後はなんとなくグリーンに乗せて、なんとなくカップに入れているようにしか感じないんです。だから思い出に残るシーンが一つも浮かびません。
――確かにウッズには印象に残るシーンが多いですからね。
丸山:20メートルの超ロングパットを沈めて派手なガッツポーズをしたり、マスターズのようにアプローチの最後のひとコロがりでチップインさせたシーンとか、200ヤード以上あるところからピンをデッドに狙ってきたりなど、誰もがいろんなことを覚えているじゃないですか。
でも、いまは目の前で解説しているのに、あれ、マキロイってどうやって勝ったのかなとすぐに思い出せない。名場面が思い浮かばない時点で、ゴルフのクオリティが上がっているとは思えないんですよ。
服部:ウッズより前の世代にしても、ジャック・ニクラスには印象に残るシーンがあったし、ストーリーを感じる勝ち方ってありましたよね。いまの選手はクラブがものすごく進化したことで、ウッズのように地をはうようなローボールや、信じられないほどの高いボールを打つ必要がないからかもしれませんね。