2日、PGAツアーがアマゾン・ウェブ・サービス（AWS）とパートナーシップを提携したと発表。これによりアマゾンが米国男子ツアーの“オフィシャル・クラウド“になる。

松山英樹のウッド〜アイアンスイングを動画で公開中！

「この提携はファンにとってこれまでにない経験ができる」と自身を示すのはPGAツアーのジェイ・モナハンコミッショナーだ。「ゴルフの発展とファンが楽しめることが我々にとって一番大事なこと。AWSとのパートナーはファンが自分の見たいようにトーナメントを視聴できるから、選手とより深く結びつく」と期待する効果についてコメントした。

AWSはすべてのショットをライブで視聴できるアプリを配布。これによりファンは見たい選手の全ショットをライブで見ることができるようになるという。例えば松山英樹のラウンドをフォローしたいと思えば、1番から18番まですべてのショット、パットをリアルタイム視聴することができるというわけだ。

次週の「ザ・プレーヤーズ選手権」でまずは“お試し配信”が行われる。11日の第1ラウンドは、無料でこのサービスを受けることができるが、その後どのトーナメントで“エブリィ・ショット・ライブ”が実施されるかは、現時点では決まっていない。またAWSでPGAツアーの100年近い歴史を映像で振り返ることもできるようになる。

「1つのボールをプレーする他のスポーツと違って、ゴルフはたくさんのアクションがコース上で同時に起きている。ファンにとってはすべての選手のプレーを追いかけることは困難だが、このアプリでリアルタイムのプレーを視聴が可能になる」とAWSのアンディ・ジェシーCEOが語るように、ゴルフ観戦にとって大きな進歩と見られている。（武川玲子＝米国在住）