スコットランドにあるゴルフ競技の世界的な総本山で、海外メジャー「全英オープン」を主催するR&A(Royal and Ancient Golf Club of St Andrews)は「ゴルフと健康2021」と題して、現在ゴルフをしている人や、これからゴルフをする可能性がある人を対象にアンケートを実施している。目的はゴルフの健康上の利点を調査するためだ。
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R&A公式サイトには、「9ホール(ハーフ)プレーすると、2〜3マイル(3.2〜4.8km)歩くことになり、5000歩を超えて450キロカロリーを消費することになる」と書かれている。これが18ホール(1ラウンド)なら倍となる計算だ。いま世界的に、ゴルフが年齢の壁を超えてできる身体に良いスポーツとして注目されている。
08年には、スウェーデンの研究チームが約30万人のゴルファーを調査し、ゴルフをしない人よりもゴルフをする人の方が死亡率は40%低く、この差により平均寿命は5年長くなると発表。その研究データではローハンディキャップゴルファー(上級者)の死亡率がもっとも低かった。彼らはゴルフコースを定期的に歩くことは、心臓血管の危険因子に有益である可能性があると結論づけた。
また、イギリスの研究者は、自然に直接触れながら身体活動をすることには、健康だけでなく心理面にも良い効果があると発表。などなど、世界中でゴルフと健康にまつわる研究が行われている。
さらに、屋外でプレーするゴルフは、基本的にソーシャルディスタンスが保たれており、新型コロナウイルスの感染リスクが低い安全なスポーツというのは世界共通の認識でもある。
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