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松山英樹、“幻の”首位発進から1年 東日本大震災とコロナ禍に思うこと

松山英樹、“幻の”首位発進から1年 東日本大震災とコロナ禍に思うこと

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年3月10日 12時43分

昨年大会では、初日にコースレコードの「63」をマーク。大舞台でトップに立ったところで新型コロナウィルス感染が大きく拡大、まさかの試合中止という憂き目を見た。あれからちょうど1年が過ぎたが「試合が再開されたあとでも、なかなか今までどおりの生活ができない」と今も不自由な暮らしが続いている。ところがフロリダシリーズに入り、制限付きながらもファンがコースに入るようになってきた。

「ギャラリーが入るということは選手にとってはすごくモチベーションが上がること。しっかりとそこに応えられるようにがんばりたいと思う」と表情は明るい。

今週の松山には別の感情も去来する。まもなく東日本大震災から10年の節目。東北福祉大出身の松山にとって仙台は第二の故郷だ。

「あっという間だった」と振り返りつつ、「もう10年経つんだなと思う。だからといって何ができるか分からないですけどね。プロゴルファーなので結果を出すしかないと思う。それを見て(みんなが)何か思ってくれればなとは思います。やっぱりこっちで優勝しないと、2位とか3位ではあまり日本で報道されない。優勝できるように頑張りたい」と故郷へ思いも馳せ、優勝を目指す。

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